妊婦の方へ

妊婦の方へ

妊娠中の方の歯科治療についてご説明します。気になることや不安があればお気軽にご相談ください。

 

※動画を再生するときは音量にご注意ください。

 

妊婦中の歯科治療

妊娠中の歯科治療について項目別にご説明します。妊娠中は慎重になり受診が遅れがちになるので、妊娠初期に歯の健康診断を受けることをお勧めします。

※当院はママさんスタッフも在籍していますので、お気軽にご相談ください。

 

※動画を再生するときは音量にご注意ください。

※動画を再生するときは音量にご注意ください。

治療時期

妊娠中期(5~8ヶ月)であれば、ほとんどの方が問題なく歯科治療できます。妊娠初期と後期については、基本的に応急処置のみをおこないましょう。

母子健康手帳

妊娠中の歯科治療時には必ず母子健康手帳を持参してください。手帳があればお口や健康状態をお互いに把握しやすくなります。

問診票

問診表には「妊娠何ヶ月目(何週目)」「産婦人科の主治医」「歯科治療の希望」「現在の身体やお口の状態」などをなるべく詳しく記入してください。

主訴(患者さまが訴える主な症状)

最初に歯科医師に主訴を伝え、治療説明を受けてください。そのうえで納得できた場合に治療を進めてもらうと安心感につながります

X線撮影(レントゲン)

防護エプロンを着用し、腹部を遮蔽してX線撮影を受けましょう。基本的には小さいフィルムのデンタル写真撮影になりますが、必要な場合は全体が写るパノラマ写真を撮ることもあります。安全性については防護エプロンをつけていればお腹の赤ちゃんへの影響はありません。

治療時の姿勢

お腹の張りや個人差にもよりますが、治療椅子をあまり倒さず楽な姿勢で治療が受けられるよう、担当医やスタッフに希望を伝えてください。

麻酔

歯科麻酔は局部麻酔になるので、通常量であれば母子ともに全く影響はありません。また、麻酔をするにあたっても通常より痛みを与えないよう配慮してくれるはずです。

歯科治療

妊娠中期であればほとんどの歯科治療が可能です。ただし妊娠中は抜歯しないことが多いので、抜歯が必要な場合は歯科医師によく相談してください。

投薬

妊娠中は原則として投薬はしません。ただし痛みがひどい場合や、我慢することがお腹の赤ちゃんに悪影響を与える可能性がある時は、産婦人科の先生と相談したうえで投薬することもあります。

立ちくらみ、頻尿、つわり

妊娠中は急な姿勢の変化によって立ちくらみを起こしたり、トイレが近くなったり、つわりで嘔吐反射が強くなることがあります。その為、治療椅子から立ち上がるときはゆっくりと立ちあがりましょう。また、トイレは我慢せず治療中でもトイレに行きたいと伝えてください。同様につわりがひどい場合も伝えてください。

妊娠中に歯が悪くなりやすい理由

患者さまから「妊娠すると虫歯などの菌が増えますか?」と聞かれることがありますが妊娠自体と言うよりも、妊娠による生活習慣の変化が大きいと言えます。

その為、下記のような変化に注意してください。

 

  • 飲食回数が増え、口の中が汚れやすくなる。
  • 唾液がネバネバしやすくなるので、細菌が繁殖しやすくなる。
  • ホルモン状態の変化で、歯肉の炎症を起きやすくなる。
  • つわりや動作が緩慢になるので、歯磨きが億劫になりやすくなる。

もし、妊娠中に治療を受ける場合は安定期が適していますが、妊娠前に歯の健康診断を受けられることをお勧めします。

TOP