なかの歯科・矯正歯科クリニックの訪問歯科診療(保険適用)についてご説明します。
当院では通院が困難な患者様を対象に、ご自宅や入居施設で口腔ケアや歯科治療が受けられる訪問歯科診療をおこなっています。ご希望の方はお電話でご連絡ください。定期的なケアを受けて快適な生活をお送りましょう。
訪問歯科診療について、漫画(PDFデータ)で分かりやすくご説明します。 歯やお口の健康状態は身体全体の健康に繋がるため、ご本人だけでなく、ご家族に高齢者のいる方も一読ください。 特に下記症状がある場合は、歯科医や医師に診てもらうことをお勧めします。
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口腔ケアとは、快適に生活できるようお口の中を清潔にケアすることです。口腔を定期的にケアすることで歯や健康はもちろん誤嚥性肺炎(ごえんせいはいえん)の予防にもつながります。
口腔と聞いて、お口の中をイメージされたかもしれませんが、喉を通して各臓器につながっています。実はお口に歯があると300種類以上の細菌が、数千億ぐらい口腔内に住みついています。しかも、適切な口腔ケアをしてない場合は1兆を超えるとも言われています。もし、この様な状況が続けば細菌は増殖して、歯や歯茎を蝕んだり、食べる機能を低下させていきます。
障害のある方は食べたり、飲んだりする機能が衰えている可能性が高いので、体力や免疫力、生きる気持ちにまで悪影響がでることもあります。また、細菌が肺に入ると呼吸器感染症「誤嚥性肺炎」にかかりやすくなり生命の危機につながってしまうことがあります。 この様なことを考えますと、口腔ケアはお口を清潔にすることで、身体や生きる気持ちを守ってくれる必要なケアと言えます。
意識障害が起きると運動麻痺や知覚麻痺を伴うことが多く、自分でお口のケアが難しくなり、お口の状態も悪くなりがちです。また、重度の意識障害になると、ご自身だけでなく介護する方も困難になります。
口腔ケアはお口の中をを清潔に保ち、口臭やお口の病気を悪化させないだけでなく少なくなった唾液の分泌を高めたり、お口への刺激や声かけによって意識状態に覚醒を保たせ、体を機能維持させる効果があります。
まずは、できることから取り組みましょう。ここでは方法のひとつをご紹介します。
ご自身でできない時は、家族や介護スタッフの方に手伝ってもらうことが大切です。
当院で口腔ケア用の吸引歯ブラシを作ってみました。これは誤嚥でむせるのを恐れて歯磨きに水をつけれない方や、寝たきりで意識障害のある方に向いています。作り方は下記になります。
作りがシンプルなので滅菌消毒も簡単ですし、お値段も安価です。歯磨きは毎日おこなうことですから、改善できる場合は工夫することが大切です。