なかの歯科・矯正歯科クリニックのマイクロスコープ治療(顕微鏡歯科)についてご説明します。
※動画を再生するときは音量にご注意ください。
歯科用マイクロスコープとは
なかの歯科・矯正歯科クリニック(岡山)は、歯科用マイクロスコープ「カールツァイス ピコモラー」を導入しております。
院長の私は、歯科用マイクロスコープが高価で導入を躊躇していましたが、導入後に患者さんの歯を覗き込んだ瞬間「なんでもっと早く導入しなかったんだ!」と後悔しました…。
そこには肉眼で決して見ることのできない、高倍率ならではの世界が広がっていたからです。マイクロスコープによる精密治療は肉眼の24倍程度に拡大でき「より正確、より精密、より安全」な質の高い歯科治療が可能になります。
マイクロスコープは眼科、心臓外科、脳血管外科などでは常識のように使用されていますが、歯科業界では、ここ数年の間に増えはじめてきたばかりです。また、マイクロスコープを使用した歯科治療は「虫歯、根管、歯周病、口腔外科、インプラント」など、様々な歯科治療に応用できます。
中でも、アメリカの根管治療では専門歯科医師のうち95%がマイクロスコープを使用しています。ただ、日本は遅れており全体の5%程度しか導入してないのが現状です。
拡大鏡治療
当院では、歯科医師がマイクロスコープを使う必要がないと判断した場合は「3倍程度の拡大鏡」を使用して歯科治療をおこなっています。
右の写真が拡大鏡になります。
各歯科治療での活用法
このマイクロスコープを使った精密な歯科治療は、肉眼では見えない細部まで拡大した状態で治療が行えるので様々なメリットがあります。では各治療での活用法をご紹介します。
虫歯治療
マイクロスコープを使うと肉眼の24倍まで拡大できるので小さな虫歯の発見が可能になります。
そのうえ、拡大により虫歯の部分だけを削れるので、今までよりも健康な歯を残すことができ、なおかつ痛みの少ない繊細な治療が可能となります。
根管治療(歯の神経の治療)
歯の神経の管は非常に細く、肉眼で細部を確認することは難しく、手探りで治療しなくてはならないケースがありました。
ですが、マイクロスコープで拡大すると取りきれなかった汚染物質の除去が可能になり、今まで抜歯しなくてはならなかったケースでも歯も残せる可能性が高くなりました。
審美歯科治療
審美歯科治療もマイクロスコープを使うと、今まで以上に精密な治療が可能になります。
特にクラウンと歯の適合度は格段に高くなります。
口腔外科(マイクロサージェリー)
口腔外科では、マイクロスコープを使うと最小限の侵襲で、より精密、より安全な外科治療が可能になります。傷口も最小限に抑えることができるので、術後の痛みも少なく、治りも早くなります。何よりも治療精度が高まるのが魅力です。
平成26年4月より一部ですが、マイクロスコープを使用した歯の外科的根管治療には保険が導入されました。
※動画を再生するときは音量にご注意ください。