当院の持続可能な開発目標「SDGs」への取り組みについてご紹介します。
SDGs(エスディージーズ)とは
SDGs(エスディージーズ)とは「Sustainable Development Goals」の略称で、持続可能な開発目標を意味します。
これは2015年に国連で採択され、2030年までの国際社会共通の目標になっています。
日本でも国や地方自治体、企業、学校、医療機関などで、SDGsに対する取り組みが積極的におこなわれており、教育現場では中学校、高校に加え2020年4月からは小学校の授業でも大きく取り上げられるようになりました。
17の目標
SDGsは17の目標と、それぞれの達成のために必要な169のターゲットで構成されています。
SDGsへの取り組み
当院では、17あるSDGsの目標のうち8つの目標(3,4、5、7、8、12、14、17)を中心に歯科医療活動、歯科口腔保健活動を通して取り組んでいます。
では、8つの目標をご紹介します。
目標3「あらゆる年齢のすべての人々の健康的な生活を確保し、福祉を推進する」
- カンボジアをはじめとする発展途上国への歯科医療サービスの提供
- 様々な歯科治療サービスの提供
- 全身の病気、障害をお持ちの方への歯科治療の提供
- 歯科医療機関への通院が困難な方への訪問歯科診療の実施
目標4「すべての人々に包摂的かつ公平で質の高い教育を提供し、生涯学習の機会を促進する」
- 歯科のセミナーや講演会への積極的な参加と主催・開催
- 歯科医師会活動、同窓会活動などを通じた歯科疾患、歯科口腔保健の啓発活動
- 質の高い幼児への発達支援およびケアの実施
- 臨床研修医や歯科衛生士学校実習生への指導・育成
目標5「ジェンダーの平等を達成し、すべての女性と女児のエンパワーメントを図る」
- 役職スタッフへの女性の積極的な起用
- 歯科クリニック内でのセクハラ、パワハラの根絶
- 託児サービスなど、女性に優しい歯科医院づくり
目標7「すべての人々の、安価かつ信頼できる持続可能な近代的エネルギーへのアクセスを確保する」
- 小まめなスイッチの消灯など、省エネの継続による電気資源の節約
- 電気自動車「日産リーフ」の導入による緊急時の電気資源の確保
- 歯科医院の屋根に太陽光発電パネルの設置(※検討中)
目標8「包括的かつ持続可能な経済成長およびすべての人々の完全かつ生産的な雇用と働きがいのある人間らしい雇用を促進する」
- 歯科クリニックで完全週休2日制の実現、有給休暇取得の促進、
労働時間の見直しによる働き方改革を実施
- 自動精算機や口腔内スキャナーの導入など、デジタル化推進による勤務時間の短縮
- スタッフへの働き方意義の教育、マインドフルネスの浸透
目標12「持続可能な生産消費形態を確保する」
- 消耗品を大切に使用するなど、スタッフの意識改革
- 歯科グローブなどは、なるべくフェアトレード商品を選択
- 医療廃棄物のごみ出しまで、最後まで責任をもって行う
目標14「海の豊かさを守ろう」
- 院内の使い捨てプラスティックごみの軽減
- 界面活性剤などがなるべく含まない歯磨き粉を使用
- 岡山県内の海水浴場でのごみ拾い(※検討中)
目標17「持続可能な開発のための実施手段を強化し、グローバル・パートナーシップを活性化する」
- 岡山市内の他の医療機関との連携を強める
- 岡山市内の他の歯科医療機関との連携を強める