羽田から成田へ!
先週の月曜日の最後の午後7時の予約の方を、I先生に一人だけお願いして私の月曜日の診療はすべて終わった。
「院長、頑張ってください!」
「たくさんの患者様とスタッフが待っていますから、必ず元気で帰って下さい!」
「写真をたくさん撮ってきてください!」
スタッフからの声援が熱い!この声援がとても私にはうれしい。
急いで着替えて、妻に車で岡山空港まで送ってもらう。
最終のANA便でまずは羽田まで飛ぶ。
7時半近い空港ではほとんどの方が既にチェックインを済まされたらしく
ギリギリのその時間からチェックインをしているのは私くらいだ。
一度チェックインをして、10列目のチケットを受け取った私が手荷物を
預けていると、さっきの女性の方が私のほうに来て
「中野様、最前列が空きましたので、お席を変更いたしましょうか?」と聞いてきた。
さすがANA!
この旅は幸先が良い!
うれしい番号「1A」のチケットを片手に、私は一番前の窓側に座る!
羽田空港へは定刻に到着した。
今回の旅行は朝の早い時間に成田空港での集合のために
私は東京で前泊しないといけなかった。
いつもの品川の慣れたホテルに泊まろうか?と思って予約しようと
思っていた矢先に今回の旅行のエージェントから
成田全日空クラウンプラザホテルの特別優待券が届いた。
1泊7140円!安い!!そこに決まった。
羽田から成田空港へリムジンバスか成田エキスプレスで移動しようと思っていた。
時刻表を調べようと何度も思いながら、私は忙しさにかまけて調べないで当日を迎えた。
いつもは海外でもシンプルな荷物のこの私だが、今回は
400本のプレゼントする歯ブラシや、検診用のミラーや、消毒剤、手袋などを全て用意してカンボジアまで運ぶ必要があったので、スーツケースが2個になっていた。
その大きな2つのスーツケースを運びながら、リムジンバス乗り場に並んだ私は、成田空港行きの最終のリムジンバスが午後9時出発と聞いて驚いた。
既に最終のリムジンバスは出てしまった。
この大きなスーツケースを2つ、東京駅まで運ぶのか?
案内所で成田エキスプレスの時刻を聞いて驚いた。
こちらも、もう既に最終が出てしまっている!
羽田からタクシーで成田まで行くと、恐ろしい結果になることは目に見えている。
どちらにしても各方面に行くリムジンバスの最終便はどんどんと出発していた。
早い決断を強いられた私は、成田空港まで一番近いところまで切符を1枚くださいと、リムジンバス乗り場でお願いした。
9時半発の稲毛駅行きのバスに乗り込みながら、稲毛がどこか皆目検討もつかないでいた。
1時間後に稲毛駅到着!ラッキーなことに成田駅行きの電車があった。
成田駅と成田空港は無茶近いはずだ。
成田行きの電車は?1時間に1本か2本しかない!
今からなら、30分もここで待つのか?
少しでも成田空港に近づいて最後の最後でタクシ-に頼ろう!
3月とはいえ寒風吹きすさぶなか、ホームで大きなスーツケースを2個抱えて成田行きの電車をひたすら待つ!
診療室を出発してから既に4時間が経過していた。
私は千葉の生まれて初めて来るこの町で、大きな荷物を抱えていったい何をしているのだろうか?
深夜の12時過ぎに私は何とか成田全日空クラウンプラザホテルに到着した。
荷物を部屋に降ろした私は、今日は夕食を食べていないことに気がついた。
ホテルの人に聞いてみると一番遅いレストランの営業が12時まで!
お部屋でのルームサービスは??
午後11時まで!!
オーマイガーッ!!!
腹が減って眠れない!!
でも下痢よりはまし。