そして渡邉美樹社長に!
何とか深夜にたどり着いた成田全日空クラウンプラザホテルは
格安の値段を考えると、ハード面でもソフト面でも満足が出来た。
しかし朝の8時10分発の空港行き無料バスは第一ターミナルまで25分も掛かり集合時間に遅れてしまい、バスのなかで出だしから無茶苦茶あせってしまった。
チェックインも荷物の預け入れも遅くなり、あわてて結団式に向かった。
結団式の会場に着くと85名の参加者の席が決まっていた。
自分の席を探すと何と真ん中!
それも渡邉美樹社長の真横であり、幸先の良さを感じる。
一人一人が紹介されて行き、私の場面となり、私の名前が呼ばれた。
すると、横の渡邊社長が
「あー!あなたがナカノさんですか?今回はよろしくお願いします!!」といきなり大きな手で握手を求められた。
大きな大きな手だった。
私が女性ならイチコロで参るところだった。危ない!危ない!!
一瞬で人をひきつける大きなオーラを感じる。
今回のカンボジア視察ツアーは蓋を開けるとワタミの社員の方を含めて
85名の参加者となり、正直私は渡邉美樹社長とツアーの間、1回でも
直接口が利けるのかどうか、それすら心配だった。
しかしその心配は杞憂と終わった。
渡邉美樹社長はその後、なかなか自分から話すチャンスを作れないシャイな私に何度も何度も話しかけてくれた。
それが本当にうれしかった。
私が女性なら「惚れてしまうやろ!」
そんな感じだった。
成田を出発した全日空バンコク行きは順調に飛行した。
飛行機の中では、渡邉美樹社長に話しかけるチャレンジの練習として
横にたまたま座られた見ず知らずの男性に「バンコクでお仕事ですか?」と声をかける。
新しく快適になったバンコクの空港で2時間30分のトランジットを
積極的にツアーの参加者に話しかけた私は今回のツアーにはさすがに
凄いメンバーが集まっているのを実感した。
誰でもが知っている有名旅館の社長!(先日日経○○で特集されていたので顔を覚えていた)右脳教育の塾を経営されている方、カレーチェーンを全国展開されている方、プロの歌手!経営者の方、それも飲食関係の方が多いように思った。
医療関係者は85名中、歯医者の私一人だった。
なるべく人に話しかけて何かを吸収しようと努力する。
でも渡邉美樹社長には気軽に声を掛けられない。
成田を出発してから、10時間以上過ぎてようやくカンボジアのプノンペンに到着した。
プノンペンはトヨタのランドクルーザーやレクサスが走る、昨年行ったシェムリアップと全く違う街の様相を呈していたが話をよく聞いてみると内情は深刻そうだった。
夕食会が終わり、早めに就寝しようと思うが、明日のモーニングコ-ルは朝の4時50分!
4時50分起床なんて完全な渡邉美樹タイムだ。
ハードな1週間は既に始まっていた。