渡邉美樹社長とカンボジア
私はその日を指折り待っていた。
ワタミの渡邊美樹社長と行くカンボジアの旅!
当院の患者様やスタッフには忙しい時期に1週間も休むなんて
本当に多大なる迷惑をお掛けするのだが、今回の旅行を通じて
私は人間的に大きな成長を目指していた。
ボランティアは人を成長させるからだ。
しかし妻とも話したのだが、私は今回の旅行で大きな1つの不安があった。
カンボジア行きを相談したある先輩からもこんな一言を私はもらっていた。
「生水は飲まないほうがいいらしいよ!」
実は私は子供のころから胃腸が弱く、よく下痢をしていた。
下痢に関する辛い話を話し始めると一晩では終わらないほど、下痢に関して私は辛い過去がある。
水が悪いカンボジア!絶対生水を飲むと下痢をする。
今回の私の中での大きなチャレンジが、カンボジアの首都プノンペンから
車で3時間半走ったポ-サットの村に作る孤児院での歯科検診と歯科予防の話!
そのプロジェクトのために、私は一人団体行動から離れて孤児院へと向かう。
その孤児院へ向かう道中で、もしお腹が痛くなったら?
今でもカンボジアでは、少なくなったとはいえ地雷の事故が起きている。
もしお腹が痛くなったときは、車からあまり離れないで運転手の人や他の参加者の人たちにたとえ私のお尻や、トイレ中の姿を見られようが、命を大切に行動するのか?
それとも、恥に耐え切れないで、車から見えない場所まで地雷を踏まないように移動してからトイレを済ませるのか?
究極の選択に今からお腹が痛む!!
しかし、そんな時に私の妻のアドバイスはとても役に立つ!
「渡邉美樹さんや、誰かほかの人に渡せるように、あなたが書いた本をスーツケースに入れとくのよ!」
「その本は1冊じゃだめよ!3冊はいるわね!!」
「名刺はたくさん持った?ハンカチは??」
これじゃー幼稚園の遠足である。