Dr.中野の活動記録
2005-2-25
塾と歯医者
妻:「今朝の日経の塾の記事読んだ?」
私:「いや、そんな記事でてたっけ?」
妻:「出てたわよ!一体どこを読んでんの?」
どこって言われても、」私が「愛の流刑地」のファンとはさすがに
朝から妻には怖くてカミングアウトできない。
もう一度日経を見直すと「わが家の教育費」と言う大きな記事で
『塾を考える』と特集が組まれていた。
この時期入試が終わった学校もまだ終わっていない学校もあるが
塾が新規の生徒獲得に広告攻勢を仕掛けてくる時期なのは間違いない!テレビのCMでも○○中学合格148名の実績、○○塾なんて
テレビをほとんど見ない私でも気になる位に大きく宣伝をしている。
しかし待てよ!あの私立の○○中学って定員は150名程度のはず。
ほとんどが○○塾生が占めているのか?
妻に聞くとからくりがあるらしい。
148名は学校が正式に合格通知を出した数!
148名全てが○○中に進むわけではない。
他のもっとレベルの高い学校に行く生徒もいる。
また○○塾の夏合宿や短期のセミナーや模擬試験を
受けた生徒まで○○塾生の中に入っているのでは?とのこと。
嘘の数字ではないが誤解を生む数字であることは間違いない!!
信頼感を持ってもらおうと全国学習塾協会では
全国の塾をランク分けしている。
最高のトリプルエー(AAA)は全国で34しかないらしい。
日本歯科医師会も全国の67000件の歯科医院を
ランク分けすると面白いと思う。
あそこは治療レベルはトリプルエー!しかしサービスはBクラス
ミシュランの星のように毎年歯科医院ミシュランを付けたらいい!
医療は今までは閉ざされた世界であった。
しかし歯科医師会が世の中の信頼を取り戻すためには
今まで以上の情報の公開に踏み切るしかないのでは
ないかと個人的に強く思うのであった。