外装の足場が取れて全容が見えてきた。後はサインと看板と若干の
追加工事のみとなった。
しかし外装を有名な建築デザイナーの方にお願いしてク-ルで
スペシャルな外装にしたのに患者さんの反応は薄い

じっと手を見る。

本日の昼のミーティングで私は「インビザラインとなかの歯科・
矯正歯科クリニックとの歴史」について話をした。

日本では2008年に開始されたマウスピース矯正インビザラインだが
私がこのインビザの資格を取ったのが2009年と岡山県下では一番に早い程度の
取得だった。

しかし、実は当院では2008年より前からインビザラインに取り組んでいた。

当時はアメリカの知り合いの歯科医師の先生のアカウントを借りて、症例を出し
アメリカの歯科医院経由で日本の当院にアライナーと呼ばれる装置を
転送してもらっていた。

当時のインビザラインは日本では黎明期と言うこともあり、
治療がスムーズに進まないことも経験したが、今では
それから10年以上経過して様変わりしてシステム自体、とても良くなっている。

今でも、インビザライン等のマウスピース矯正では抜歯するケ-スや
複雑なケースは非適応で出来ないと言われる矯正専門医の先生も多いのだが、
それはインビザラインで出来ないのでなくて、その矯正専門医の先生が
出来ないだけのことだ。

今までのワイヤー矯正とマウスピース矯正では歯の動き方が根本的に
違うので、矯正専門医の先生でも「僕はインビザラインは出来ない!」
と言われる先生も多い。

また当院では10年前は治療の途中でアライナーが適合しなくなり
再度型を取り追加アライナーを注文することが、
治療の失敗と考えていた時期もあったのだが10年以上経験すると、
追加アライナ―を出さないケースが稀であり、
当院の場合、ほぼ90%のケースで追加アライナーを出し
より良い結果を出している。

マウスピース矯正で私が一番心配していることは
インビザラインの特許が終わったために、今世界中で
柳の下の泥鰌を狙う多くの企業がこのマウスピース矯正の
市場に流れ込んでいることだ。

先日もこのケースにマウスピース矯正の部分矯正で対応するの?と
思われる他院でのトラブル例の方が来院された。

従来の事前のセファロレントゲンも含めての診査診断を蔑ろにして
安易に安いからだけの理由で新しいマウスピース矯正に飛びつく
歯科医院や患者さんがこれ以上増えないことを期待する。