２月３日の節分を前に
診療室も家中も不用品を
完璧に処分した。

ブックオフに売った書籍は８００冊以上、
私のセーターなんて妻が最近買ってくれた
３枚だけ残して後は全て処分をした。

全ては新しい風をいれるため！

すぐに良い風が吹いているのを感じる。

うれしく感じながらセーター３枚だけは
捨てすぎてしまったかと少し後悔！！

日曜日、東京ＳＪＣＤ会長でもある日高先生の
講義を受ける。

さすがに日高先生のお話は凄くまとまっていて
大変参考になった。

参加して本当に良かったと心から思える
講演会だった。

私は前日の土曜日の日高先生を囲む懇親会から
岡山大学歯学部同窓会会長の名刺を持って
参加した。

日曜日の講演会のお話もためになったが
懇親会での日高先生のお話は凄く凄くためになった。

その中で器用な歯医者、不器用な歯医者の
話になった。

世の中にはスーパードクターならぬ
無茶苦茶指先が器用で素晴らしい診療をされる
歯科医師の先生がいらっしゃる。

私は日高先生も凄く器用な先生と思っていたのだが
「私は全然器用ではありません。」と言われる。

また「今の歯科の世界で１０年以上表舞台で
頑張り続けている歯科医師のほとんどは
不器用な先生だ」と言われる。

「不器用だからこそ、器用な先生に負けないように
創意工夫を続け、努力を怠らないからだ。」

不器用だからこそ、歯周外科やインプラントの
オペの時も、工夫をして練習も怠らない。

日高先生の素晴らしい臨床例を見せていただくと
とても不器用な先生とは思えないが
人間の能力なんて１０倍も違うことはまれだと
聞いたことがある。

歯医者の中では、９０％の歯医者は
能力は２倍の中で納まると聞いたことがある。

一握りのスーパードクターは別だが
普通の歯科医師の器用なＡ先生が３０分かかる処置を
普通の歯医者の不器用なＢ先生は６０分かかる。

その差は２倍までに収まる。

人間の差なんてそんなもんだ。

私自身は決して自分が器用な歯医者だとは
思っていないのだが、同じ内容の処置で
同じレベルを求めるのなら、時間だけは
スピーディに行いたいと考えている。

歯医者で長時間口を開け続けるのは
患者さんにとっては辛いことだからだ。

私が尊敬してメンターと崇める各分野の
スーパー歯科医師の先生は、皆腕が早い！

もちろん早いうえに正確な処置をされる。

札幌のＴ先生も、静岡のＳ先生もインプラントの
オペは凄く早い！そして正確！！

手先が不器用な歯医者が、迅速な処置を行うことは
無理だと思うかもしれないが
私は工夫次第で素早い処置は可能となると思っている。

キーワードはこの３つ。

「事前準備」！
「チーム医療」！！
そして
「各ステップを的確に」！！！

３つの点を考慮して
不器用な私は非常識に頑張りたい！！

岡山の歯医者
「なかの歯科・矯正歯科クリニック」 院長中野 浩輔

• 昭和62年3月 岡山大学歯学部 卒業
• 昭和62年4月 岡山大学歯学部第一補綴科 研修医
• 昭和63年4月 岡山大学歯学部第一補綴科 文部教官助手
• 平成4年4月 「なかの歯科クリニック」を開設

当院は、岡山市北区矢坂東町での開院当初から3つのスローガン「待たせない」「痛くしない」「よく説明する」を掲げた歯医者作りをしています。