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中野浩輔のステキな笑顔

岡山の歯科医師ブログ

Monthly アーカイブ : 2019年4月

MI(エムアイ)治療

Written on 2019年4月30日, by 中野 浩輔

には多くの治療法が世界中で提唱されていますが
今の日本で認可を得ているものを幾つかご紹介いたします。


①虫歯の進行をレーザー機械で調べる「ダイアグノデント」


今までは虫歯の進行は肉眼で確認したり
レントゲンで調べるしか方法がありませんでしたが
近年、レーザーで虫歯の進行度を調べることが
可能になっています。

それが「ダイアグオデント」です。

このダイアグノデントのレーザーを虫歯の部分に当てるだけで、
全く痛くなく虫歯の進行の診断が可能です。

この機会を使うと、今まで見落としていた
小さな虫歯の判定も可能ですし
その虫歯は削らないといけない虫歯なのか
それとも経過観察だけ行い、削らない方が
良い虫歯なのかも瞬時に判断が付きます。

またこのダイアグノデントを使用すれば
臨床の経験が少ない歯科医師でも
ベテランの歯科医師と同じレベルで
虫歯の診断が可能になります。

なかの歯科では2台目となるコードレスタイプで使いやすく
患者さんの負担も少ないダイアグノデントが活躍しています。


②ヒールオゾン治療

ヒールオゾン治療は、塩素の7倍と言われるオゾンの高い殺菌力を利用して、
虫歯菌の殺菌を行う治療法で、ヨーロッパやカナダでは
広く行われている治療法です。

ヒールオゾン治療は、従来の治療のように虫歯を削るのではなく、
オゾンを虫歯に照射することによって、99%の虫歯菌を殺菌する治療法です。

痛みもほとんど無く、麻酔も必要ありません。

ヒールオゾン治療では、虫歯を全く削りませんので、
神経まで達しているような深い虫歯でも、神経を残して治療出来る
可能性があります。ほとんどの場合、C1と言う虫歯が適応ですが
下記のプラズマレーザを併用することでC2、C3の虫歯にも
使用する場合があります。

C1程度の初期の虫歯を全く削らずに治療出来る効果や、虫歯予防効果もあります。

また特殊なマウスピース型のトレイを使用して、歯全体にこのヒールオゾンを
当てる治療も可能です。

ヒールオゾンを当てた歯は再石灰化しやすくなると言う論文も出ていますので
矯正治療中や永久歯が生えたばかりで表面が柔らかい時に虫歯予防治療で
使用するのも効果が高いです。

ヒールオゾン治療の欠点としては、虫歯を全く削らないために、
虫歯の黒い部分はヒールオゾンを当てても白く変化することはありません。

また穴やくぼみが無くなることもありません。

効果を持続させるためには、1年に1回の継続が必要です。
また下記のMIペースト等を毎日使用することで積極的な虫歯予防も必要です。


※この治療法は100%虫歯の進行を止めるものではありません。

削らない虫歯治療 MI治療とは 岡山 歯科

Written on 2019年4月29日, by 中野 浩輔

ヨーロッパやカナダではかなり昔からMI(エムアイ)治療法と言う最小限、低侵襲、
場合によっては、全く歯を削らない虫歯治療法が提唱されているのです。


①MI(エムアイ)治療とは?

ほとんどの方は、1回や2回くらいは、虫歯で歯を削って詰め物をした
経験があると思います。

虫歯治療につきものなのが「キーン」という不快な器具の音や
「がりがり」と歯を削る振動や激しい痛み。


あの「キーン」と言うドリルの音や、「がりがり」と言う振動が
苦手という人も多いと思われます。

また頑張って虫歯の治療は全て完治したはずなのに、数年後に同じ場所に
虫歯が再発して、詰めた銀歯を掘り起こして、もっと大きな詰め物に
変更した経験がある方も多いと思います。

歯磨きもしっかりとしていて、歯医者さんに定期健診にもきちんと
定期的に行っているのに、なぜあなたの歯に虫歯が再発したのでしょうか?


それには理由があります。

実はタービンと言う機械を使って一度歯を大きく削ってしまうと、
振動で歯には細かなひび割れが出来て、そのひび割れから
虫歯菌が再度進入して、虫歯が再発することがあるのです。

特に健康保険適応の金属の詰め物はセメントという合着材料を使用するため、
金属と歯を一体化させることが困難になります。

一体化させることが出来る接着性レジンセメントは価格が高いために、
通常は保険の治療では使用されていません。

誰でも自分の歯を守りたい!
いつまでも自分の歯で健康に過ごしたい!
自分の歯をなるべく長持ちさせたい!

そう言った思いを持つ方が増えているのに
現実はそんな患者さんの思いには遠く及ばないのが現状です。


そう言った背景から、痛みがひどい場合や、しっかりと削らないと
治せない大きな虫歯を除き、最近は出来るだけ歯を削らずに虫歯を治す
MI(エムアイ)治療という治療方法が行われるようになってきました。

MI(エムアイ)治療のMI(エムアイ)とは、ミニマムインターベンションの略号で、
虫歯に関する最小限の干渉という意味です。

つまりMI(エムアイ)治療とは、出来るだけ歯を削らないで
治療するということです。

今までの虫歯治療は、早期発見、早期治療が基本でした。

小さな初期の虫歯を見つけると、すぐに削って銀や白いレジンと呼ばれる
詰め物をする治療が行われていました。

ところが、そのような治療を行った結果、多くの方が虫歯が無い
健康な歯を長期間維持できたかと言うと、決してそうではありません。

むしろ、虫歯を大きく削って詰め物をしたことによって、
大切な歯の寿命を短くしてしまった方も少なくないのです。

何十年も真面目に歯医者に通い続け、歯医者さんの言われるままに
健康保険の範囲内で治療を続けた結果、50歳を超えたころから
過去に治療した歯の被せが割れてしまい、抜歯の宣告を
受けられた方は、日本にはかなり多いと思われます。

このMI(エムアイ)治療には多くの治療法が世界中で提唱されていますが
今の日本で認可を得ているものを幾つかご紹介いたします。

削らない虫歯治療 痛くない虫歯治療  岡山の歯科医院

Written on 2019年4月28日, by 中野 浩輔

削らない虫歯治療 痛くない虫歯治療

虫歯治療につきものなのが「キーン」という不快な器具の音や
「がりがり」と歯を削る振動や激しい痛み。

誰もが嫌なあの「キーン」と「がりがり」。

しかし近年、「削らない、痛くない」を重視する、
新しい治療法が登場してきています。

重度の虫歯でも、できる限り歯を抜かず、歯根を残す。
そんな、虫歯治療の最新トレンドをご紹介します。


①基本的な虫歯に関する知識

虫歯の進行度「C0(シーオー)~C4(シーよん)」は5段階

CO(シーオー) 初期虫歯 表面に穴はなく、色が白や茶色に変色している程度
        自然治癒も可能

C1 (シーいち)虫歯による歯の進行、脱灰が表面のエナメル質にとどまったもの
        (痛みやシミの症状はほとんど無い)

C2(シーに) 虫歯による進行、脱灰が内部の象牙質にまで進行したもの
      (歯がしみたり、ときどき痛みが出ることも)

C3(シーさん)虫歯が進行して、歯の神経まで達したもの
      (熱いお湯がしみたり、夜眠れないほどズキズキとひどい痛みが出る)

C4(シーよん)虫歯が進行し、歯の頭の部分が無くなり根っこだけが残った状態
       (痛みは逆に無いのだが、治療は抜歯になることが多い)


ほとんどの歯医者は私も含めて、「歯は削れば削るほど、どんどん悪くなる」
「神経を取った歯は脆くなるために、寿命は短くなる」ことを知っています。

そのために自分の家族の歯の治療は、なるべく歯を削らない、削る場合も
最小限にとどめる、なるべく神経は残す治療を行っています。

では普通の歯科医院では、その削らない治療法は、
なぜ一般的に行われていないのでしょうか?

これは健康保険がカバーする歯の治療法は細かくルールによって
決まっているからです。

健康保険のルールでは、C2の虫歯はこの位まで削って、
この材料を使ってこう治療して下さいと細かくルールが決まっているのです。

予防拡大(よぼうかくだい)と言って、虫歯になりやすい部分は
同時にしっかりと多めに削りなさいと言う方法も、歯学部や歯科大学で
は現在も教えられているため、しっかりと削る歯医者が未だに日本では多いのです。

また、日本の健康保険は出来高制ですので、C1の虫歯でも経過観察をすれば
歯科医院の収入は0円(ゼロエン)となり、削って詰めて初めて
私達は収入がもらえるのです。

しかし、このしっかりと削る虫歯の治療法はヨーロッパやカナダ等の
虫歯予防虫歯治療先進国から見るとかなり古いル-ルなんです。

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