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中野浩輔
ステキな笑顔

キレイな白い歯は、あなたの笑顔を
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もっと自分に自信がつく!
歯医者さんからキレイになりたい
あなたに送る、デンタルブログ!

中野浩輔のステキな笑顔 中野浩輔のステキな笑顔
Dr.中野の活動記録 2008-11-26

茎の隙間に糸を入れる歯肉圧排

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歯科材料の大手の松風から
「審美歯科説明用ファイル」が届いた。

 

さすがに業界大手の、あの松風らしく
とても見やすくて、内容もメリットデメリットがきちんと書かれていて
大変好感が持てるファイルだった。

 

このファイルには「ホワイトニング」「オールセラミックス」
「メタルセラミックス」「ラミネートべニア」「ハイブリッドセラミックインレー」
の5項目に分かれていた。

 

当院の審美歯科の5大項目と一致していて、興味深く拝読した。

 

今の患者さまはインターネットの発達によって
経験の浅い歯科衛生士より、歯科に関する情報を凄く持たれている方も多い。

 

そんな方にきちんと説明するためには、効果的なビジュアルに訴える
ツールは不可欠だ。

 


審美歯科のセラミック治療を行うときに、欠かせない治療の
ある項目があるのだが、これを理解してくれない方が時々いらっしゃる。

 

それは歯肉圧琲(しにくあっぱい)と言って
前歯の型を採る時に、歯と歯茎の間に圧排コードと言う
糸を入れる行為だ。

 

5分間ほど、この糸を歯肉と歯の間に入れることで、その間が少し
広げられて、印象材と言う、型取りの材料がそこに入り込んで
きちんとした型が採れるのだ。

 

どうしてそんな面倒なことをするかと言うと
審美性の問題で、前歯のかぶせは通常は歯茎より、
0,5mmほど歯茎の下に入れて行くのだ。

 

例え0,5mmとは言え、その歯茎の下の型を採ることは本当に困難を極める。

 

今はシリコン印象材と言う、型取りの材料が
水との親和性が高い材料も出てきて、昔より、ずっと簡単に型取りが
出来るようになったとはいえ、難しいものは、やはり難しい。

 

私が20年前、大学の補綴(ほてつ)科と言う
かぶせや入れ歯の専門の教室に残っていた時は
その頃の医局の教授だった山下先生は寒天印象材と言って
温度を上げると流れて、下げると固まるあの材料を
型取りに用いていた。

 

この寒天が取扱いが無茶苦茶難しく
新人の医局員となった私は、何度も何度もこの型取りに失敗して
何度も何度も、無駄にこの高価な材料を惜しげもなく使ったものだ。

 

そりゃー大学病院も私のような「へたっぴー」がいれば
大赤字にもなるわい!何て今だから言える。

 

 

 

話がそれた!失礼!!

 


その型取りをする時に、圧排コードを器具を使って「そろりそろり」と入れ込んで
行くのだが、これが結構痛い様子で、患者さんは顔をしかめられる。

 

痛いので、なかなか理解が得られない時がある。

 

痛みをなくするために、ある時から私は、この歯肉圧排をする時は
必ず事前に麻酔を行なうようになった。

 

しかし、私が大学に在籍していた時、この歯肉圧排ごときで
わざわざ麻酔をする歯科医師なんて一人もいなかった。

 

だから私は、この歯肉圧排をする時の麻酔は、王道ではなくて邪道だと信じ込んでいた。

 


しかし先日の審美歯科の大家O先生は、「私は歯肉圧排のときに必ず麻酔をします!」
と聞いて少しだけ心が楽になった。

 

何だ?私だけじゃないんだ。
少しだけ安心した。

 


私はこれで大きく胸を張って患者さんに説明が出来る。

 

「歯茎の隙間に糸を入れる目的は?」

 

「それはあなたの笑顔を輝かせるためです!!」

 

なかの歯科・矯正歯科クリニック 院長「中野 浩輔」

岡山の歯医者
「なかの歯科・矯正歯科クリニック」
院長中野 浩輔

  • 昭和62年3月 岡山大学歯学部 卒業
  • 昭和62年4月 岡山大学歯学部第一補綴科 研修医
  • 昭和63年4月 岡山大学歯学部第一補綴科 文部教官助手
  • 平成4年4月 「なかの歯科クリニック」を開設

当院は、岡山市北区矢坂東町での開院当初から3つのスローガン「待たせない」「痛くしない」「よく説明する」を掲げた歯医者作りをしています。

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