哀愁のシンガポール その2
4月のシンガポールは、気温が高く
昼間は35度以上の暑さ!
その上に湿度が高く
室内の温度と室外の温度の差が激しく
いきなり風邪を引いてしまった。
1泊2日の強行軍のシンガポール旅行で、私が掴んだものは?何か??
今回の旅行で驚く点が2点あった。
まずは、ホテルの部屋からも見えていたが、今シンガポールの
マリーナ地区では大規模な再開発が行われている。
新しい港湾か、それとも石油コンビナートの建設か?と思った私は
その大規模の再開発が、カジノの建設であることを聞いて驚いた。
カジノ??
半端でなく広い!
カジノと言えば先日行き損なったマカオでのカジノ建設ラッシュが
記憶に新しいが、さすがアジアの金融の中心を狙うシンガポールは
したたかだ。
そのカジノの建設は1箇所ではなかった。
シンガポールのリゾート地区、セントーサ島でも同じ規模の
カジノの建設が行われていた。
話に聞くと、メインターゲットは10億人以上の人口を有する中国本土の人間!
今、世界で一番ショッピングにお金を使うのは日本人ではない!中国人だ。
日本でも銀座のデパートなどでは、中国からの観光客がかなりのお金を落とす
と、先日もニュースで特集をしていた。
シンガポールは国を挙げて、本気で中国本土からの観光客の誘致を狙っていると感じた。
日本の成田空港はアクセスも悪く、今までも、アジアのハブ空港を標榜しているが、数年後に、アジアのハブ空港は、シンガポールのチャンギ空港だったり、新しくなったバンコクのドンムアン空港だったり、ソウルの空港だったり、上海の空港になる可能性は高い!
日本はこのままで大丈夫か?本気で心配する。
もう1つは私は行く事が出来なかったのだが
他の歯科医師のグループはタイのバンコクであるラグジュアリーな病院を見学していた。
その病院はかなり高級な病院で、受付は高級ホテルのロビーを髣髴させたらしい。
タイの現地の患者さんがメインのターゲットでは決してなくて
日本人の患者さんには、日本語を話す専門の受付のスタッフがいて、日本人専用の受付がある。
色々な民族ごとに受付が分かれているのだ
一番大きな受付は中国人用?インド人用??
いやアラブ人用の受付が一番大きかったらしい!
アラブの人が中には専用のプライベートジェットでこの病院に
来られるらしい!
ターゲットはアラブ人??
今アジアが暑いとは聞いていたが、やはり現地にまで赴いて
自分の目で見ない事には、感じる事ができない何かがある。
深夜発のシンガポール発の成田行き全日空の搭乗カウンターで
私は小さく唸った。
今アジアは凄い!!