サンパウロでオールオンフォー、ザイゴマインプラント研修 その11
午前中の患者さんは骨がしっかりとあり
イージーなケース
インストラクターの先生の助けもいらず
二人とも短時間で4本のザイゴマインプラントの
オペをほぼ完璧に終える。
本当に難しかったのは午後のケース
臼歯部に骨は無いし、前歯部の骨も全くない
そんな難しいケースを日本人のペアに与えてくれたことに
「あいつら、まあまあやるから難しいケースを与えよう!」
と思われたようで自信を持つと共に心から感謝した。
普通は今回のような実際のオペのケースは
かなりイージーなケースを出すことが多いと聞いていた。
しかし今回のケースはむちゃくちゃ難しい。
トライ&エラーを繰り返して
私たちのオペが終わったのは他のドクターより
1時間も遅い午後7時だった。
その上にその日は外の気温も30度近くまで
上がっていたのだが、オペ室のエアコンが
そんなに調子が良くないみたいで
汗だくになりながら私たちは何とかオペを終えた。
他の参加者の先生方は既にホテルに帰っていて誰もいなかった。
今回も31歳のM先生は夕食に参加しないと言った、
彼は海外の食事は口に合わないことが多いため、サンパウロでは
Uverイーツで好きなものをデリバリーすると言っていた。
「彼は今回も来ません、夕食はデリバリーで頼むらしいです。」
と私が他の参加者に英語で話すと
「違うな!彼がデリバリーするのは夕食じゃなくて
若いビューティフルガールだね?」
「リアリィ?」そんなシステムがあるんですか?
本人の名誉のために言うと彼はずっと凄く疲れていた。
私は2回程彼の部屋に薬と飲み物を届けに
言ったのだが、部屋の中には女性の姿は無かった。
あくまでアメリカ人特有のバッドジョークである。
サンパウロでオールオンフォー、ザイゴマインプラント研修その12
サンパウロは私は初めての南米であり治安が悪いから夜はホテルから絶対でないようにと何度も釘を刺されていた。そのため、今回の…