今年一番のトラブル
土曜日の診療後から
私は2度目となる3日間の
坐禅断食の合宿に参加するために
急いで会場まで車を飛ばしていた。
「坐禅断食では、野口先生ご夫妻、山下ご夫妻を始めアイナリーホールの皆さん、サンクリニックの山縣先生ご夫妻には大変お世話になりました。」
前回の合宿の時は、時間に遅れてはいけないと、私だけ終礼を待たないで抜け出して会場に移動した私だが、今回は新年を迎えた時期で、当院のスタッフはまだまだ浮き足立つ面が多く見られるので終礼を終えて、それから急いで会場へ移動していた。
どの道を通れば込んでいないか?どの道を通れば1分でも早く会場に着くか?
それだけを私は頭の中で考えていた。
高島駅が近くなり、百間川を越えた道で直進するか?左折するか迷った
私は自分の直感に従って、その信号を左折した。
しかし踏み切りを越えて合流する信号で、さっきの自分の直感が間違いだと実感した。左斜線から右折レーンへ合流することがとても困難なように道は凄く込み合っていた。
前に4、5台車が止っているが、なかなか合流出来ない!
イライラしないように自分を抑えながらもイライラは自然に募る。
後一台が合流すれば次に私の番が来て合流できる!
後3分で合流すれば6時の集合時間に間に合う。
前の車は慎重なのか?私のタイミングでは合流できるチャンスを数回見逃していた。
よしこのタイミングなら必ず合流するはずだ!
「はずだ!」そう、私はここで大きな予測をしてしまった。
このタイミングではもう一台私まで合流できるかもしれない!
右後ろから、かなりのスピードで近づいてくる車の手前に私は
このタイミングで合流しようと思っていた。
しかし次の瞬間!前を見ると自分が既に合流していると信じ込んでいた
車が目の前に止まっていて、私は思わず急ブレーキをかけた。
ほっ!危なかった!!と思った次の瞬間、
前の車がファザードを点けて左の路側帯に上がり停車した。
私は、もしかして接触した?と青い顔になった。
「すみません!もしかして当たりました!!」
「今当りましたよね!!」
その車からは落ち着いた風情の男性の方が降りて来られた。
それから2人で近くの派出所に行って事故証明をもらう。
事故の原因は全て私にあるために、大いに反省しなければいけないのだが
それでも、相手の方が落ち着いた人だったことと、
双方に怪我がなかったことだけでも、私は「ついていた!」と思う。
私は自分の愛車をココロから愛している。
その反面、私は車の運転が大嫌いだ。
理由は、私が車の運転で過去数回接触事故を起こしているからだ。
大学時代は絶対当ててはいけない人の車に接触した苦い過去もある。
その私がまたしても接触事故を起こしてしまった。
担当した派出所の警察官の方が私に質問した。
「中野さん、今回の事故の原因は何でしょうか?」
「はい、私の前方不注意です!」
「それでは中野さん、この事故を通じてあなたは何を学びましたか?」
私はこの事故を通じて多くの方にご迷惑をお掛けしながらも
本当に多くのことを学びました。
『今年は1年を通じて
社会に対して真の貢献が出来る人間
になりたいと心から思っています。』