さすがANA!
昨日の日曜日は久しぶりのOFF。
家族と映画を見に出かける。
私達が選んだ映画は「ヘアースプレー」
「シッコ」は2日前に既に終わっていた。
映画の内容はともかく変身したジョントラボルタには
驚いた。
ジョントラボルタと言えばやはり「サタディナイトフィーバー!」
あのジョンが!あのジョンが!!!
今日のロータリークラブの講話はとても感動する話だった。
今日の講師の先生はANA全日空の客室乗務課の課長の小田さん。
小田さんは客室乗務員になって23年間!国内線、交際線で
多くのフライトを経験しながら、数年間は羽田にあるキャビンアテンダント
のスクールで教官をしていた経歴を持たれている。
あのテレビドラマの教官のように!
とにかく笑顔が素晴らしいだけでなくて、人の話を聞くことが凄くうまい!
(これは教育によるものか?それとも天性のものなのか?)
その小田さんが23年間のフライトを振り返って
一番心に残るフライトの話を本日された。
2年前の7月9日、羽田からピョンヤンに向かった日本政府特別チャーター機は
ピョンヤンで曽我ひとみさんの夫ジェンキンスさんと子供ブリンダさんとミカさんを
乗せて曽我さんの待つジャカルタへと向かった。
その日本政府特別チャーターフライトのチーフパーサーを勤めたのが
何を隠そう今日の小田さんであった。
日本一のチーフパーサーと言っても過言ではない。
羽田を出発した特別機はピョンヤンに飛び、その後ジャカルタへと向かい成田へと帰ってきた。
0泊2日27時間の緊迫したフライトだったらしい。
私が心に残った話は日本の外務省の官僚と北朝鮮の要人との交渉ではなくて
小田さんを中心としたその日のフライトの客室乗務員の方の気配り心配りだった。
「良いフライトは良いチームから生まれる」
良いチームをつくるためにはチームを1つにする必要があり、
チームを1つにするのに必要なものがチームの目標である。
その時のフライトのチームの目標は
「不安を取り除いて心をなぐさめるフライト」だったと言われる。
ピョンヤンから乗り込んだブリンダさんとミカさんは飛行機は初めて!
北朝鮮から出国するのも初めて!
そんな2人の緊張を少しでもほぐそうと
客室乗務員の方は必ず2人の視線の範囲内から外に出ないで
なるべくアイコンタクトを取り、笑顔を添えるのだと言われる。
歯科医院でも同じだ!
良い診療は良いチームからしか生まれないし、チームを1つにする目標が
絶対必要だ。
歯科の治療に不安を持っている方には、笑顔を添えたアイコンタクトと優しい言葉かけは必要不可欠!
「飛行機の話と思うな!歯医者の話と思え!!」
どこからか私の耳に天の啓示が舞い降りる。
話に感激した私は名刺を手に持ってご挨拶に伺った。
「本当に素晴らしいお話に感動しました!
私は今までもANAを愛していましたが
これからは国内線、国際線ともANA以外は乗りません!!」
ふっ! 軽い奴!!