嫌われたくない症候群
土曜日の昼は岡山大学全体の同窓会、
夕方からは場所を変えて
岡山大学歯学部同窓会連絡協議会!
日曜日は研修医の先生の進路説明会と
学4の学生さんへの同窓会の説明会!
夕方から大阪へ移動して打ち合わせ。
最終の新幹線で深夜に岡山へ帰る!!!
手帳を見ると5月から8月のお盆休みまで
日曜日も祝日も休みが一日も無い。
全てを捨ててどこか遠くに行きたい衝動に駆られる。
私の人生っていったい何?
今の私の時間を大きく取られる活動の1つが同窓会の活動だ。
岡山大学歯学部同窓会は全国の歯学部、歯科大学同窓校友会の
中で最も歴史が無く、会員数も少ない同窓会のなので
会長の私がなるべくあらゆる場所に顔を出そうと思っている。
そんな私にある先生がこう言った。
「あの○○先生は中野先生のことがどうも嫌いみたいよ!
だから絶対に本部の同窓会の行事には顔を出さない!!」
私はこの言葉を笑顔で受け止めはしたが、内心は大きな
ショックを受けていた。
○○先生は大学の後輩ではあるが、今まで電話で話したことはある程度の
お付き合いで、嫌われるようなことをした覚えが無い!!
それなのに、なぜ私のことが嫌いなのか?
私は昔から、回りの人からよく思われたい!皆に好かれたいという気持ちが人一倍強い!
逆に他人から攻撃されたり、悪口を言われることがどうしても我慢できない!
いわゆる打たれ弱い性格なのだ。
スタッフもそう、患者さんもそう、友人もそう!!
スタッフに嫌われることを極端に恐れ、患者さんから悪口やクレームを言われることに大きな痛みを感じ、悪口を言う攻撃的な人とは決して友達になれない。
誰かに言わせると「いい人ぶっている」嫌な奴らしい。
それは自分のことに自信を持てない証なのかもしれないし
他人に自分をさらけ出すことを恐れる余り、いつも自分の回りに
バリアを貼っているのかもしれない。
飲みに行っても馬鹿騒ぎはできない!!
誰かに見られていることをいつも意識するからだ。
そんな自分の小さな殻を破って、たとえ人から嫌われようが
もっと大きな人間になりたいと今まで何度も思ってきたが
未だに小さなことにクヨクヨと悩む正確は昔と全く変わっていないらしい!!
そんな私にある先生からメールが来た。
「先生がある行動を起こすことで、賛成する人賞賛する人20%
反対する人批判する人20%、
問題は後の60%をどれだけ味方に付けられるかどうかだ?」
そんな私にある別の先生が1冊の本を貸してくれた。
「だれにでも「いい顔」をしてしまう人ー嫌われたくない症候群=」
この本を読んで目からうろこが落ちた。
「私は対人恐怖症だったのか?」
私が怖いのは妻だけだと思っていた。