歯科衛生士国家試験合格発表
歯科衛生士国家試験合格発表
昨日に今年の歯科衛生士国家試験合格発表があった。
当院のFさんも無事に合格して、ほっと胸を撫でおろす。
心配なのはその前に発表のあった歯科医師国家試験だ。
私は過去10年間、岡山大学歯学部同窓会の会長と言う
重職を努めていたので、毎年この時期は気が気ではなかった。
今の日本は医師は足らなくて歯科医師は余っていると
厚生労働省は考えているらしく
医師の国家試験の合格率は90%以上だが
歯科医師の国家試験の合格率は60%と
3人に1人が不合格と言う大変悲惨なことになっている。
岡山大学歯学部サッカー部OB会長の私の元に
今年のサッカー部の結果がメールできた。
2名受験で1名が合格、1名が不合格となった。
不合格になった学生さんの両親を私は良く知っている。
本人と家族の方の思いを考えると私も辛い。
実は歯科医師国家試験には多浪者が多く
歯科医師国家試験予備校には多浪者が多く
渦巻いている。
ストレートで6年生の歯学部、歯科大学を卒業しても
24歳、今では浪人生や留年生も多いために、25歳、26歳で
国家試験を受験する人も多い。
そこでまた不合格となり予備校に通うと
人生で一番重要な20代後半と30代前半を私は
無駄にしていると心から思う。
誰も幸せになっていない。
歯科医師が余っているなら歯学部歯科大学の
入学定員を減らすべきであり出口で絞ることを
私は全く納得していない。
歯科医師国家試験問題を歯科医師が解決するべきだと
私は強く思う。