抜歯か非抜歯かのセカンドオピニオン
ある歯科の業者の担当者の方が
契約のために当院までわざわざ
来られると言われる。
契約ならメールでも大丈夫とは
思ったのだが、来院されると言われる。
午後6時に来られて当院で打ち合わせ開始、
お話を伺うと広島の営業所から新幹線で
岡山まで来られたと聞いた。
新幹線で来るのは普通だが
岡山駅からの移動手段を聞いて私は
のけぞって驚いた。
「徒歩でここまで来ました。
近くの三門駅からここまで歩いて来ました。」
ちょっと待って、三門駅から当院まで
歩いて来られた患者さんは過去にはいないはず。
三門駅から当院までは大きな峠を越える
坂道があり、車ならまだしも徒歩となると
40分から50分はかかるはず。
公共の交通機関ならバスでしょう?
いやタクシー代金は会社から出ないのか??
まあ寒い中40分も50分もあの坂道を歩いた
根性は受け止めてお認めさせて頂きます。
頑張って下さい!!
当院は「この歯は抜歯?非抜歯??セカンドオピニオン」の
歯科になっている可能性が高い。
昨日は、当院のスタッフの家族の方が、ある歯科医院で
「この歯は短いので、次に差し歯が取れたら
抜歯になりインプラントになります!」と言われたので、
当院に来られた。
その歯は一番前の歯で確かに残っている歯の部分は
決して多くは無いのだが、神経がある歯であり
この歯を抜歯宣告してインプラント宣言は
決してないと私は思って、その場で仮歯を入れて、
「歯を抜く必要は全くありません!絶対抜いてはいけません」
と言って、次回のアポをお取りした。
別の歯科で抜歯をして、インプラントを宣言された歯を
当院で残すことが出来るのは、歯医者冥利に尽きて
患者さんのお役に立てたと私の満足度は高い。
今日は、別の歯科医院で「この歯は次回は抜歯かな?」
と軽く言われた20代の若い女性の方が
セカンドオピニオンを希望されて当院に来院された。
よし何とか今回も残してやろうという私の思いは
レントゲンを前にして意気消沈した。
いやこれは無理かも?
当院では初診時にはほぼ全ての患者様に
パノラマとかパントモと呼ばれる全体が写る
レントゲン写真を撮影している。
「ごめんなさい、この5番だけデンタルを撮影して下さい」
私は横の歯科衛生士さんにお願いした。
歯の根っこの先の大きな根尖病巣は
エンドと呼ばれる根管治療で改善の可能性は
高いのだが、この大きな骨の吸収は何だ?
この骨の吸収の原因は歯のヒビ、もしくは
歯根破折と呼ばれる状況に間違いない。
私はその方のお母さまをお呼びして
本人とお母さまに説明をした。
「この歯はこのような状態で私の診断としては
無理に残しても長持ちしない可能性が高いです。
抜歯が必要と私は診断を致します!」
他の歯科医院で抜歯と宣言されて
当院にセカンドオピニオンを求めて来院される方が
ここ数年本当に増えてきている。
そのことをYouTubeで動画にすると
何と何と再生回数86000回越え!
日本のインプラント界の重鎮の方からも
「私もこの先生の考え方を支持します!」
と暖かなコメントを頂いた。
「インプラントはまだするな!第2弾」
具体的なレントゲンや事例も踏まえて作ろうかな?