ドイツの凄い先生!
GWで1週間以上も自宅を留守にすると
テ-ブルの上は、郵送物や書類の山で
一杯となる。
その山の中から探し物が見つからない!
私は貴重な人生の時間の中で、
物を探す時間に、どれだけ無駄に
時間を費やしているのか?
泣きたくなるのは私だけ??
今回のヨーロッパ研修は
奥様や小さなお子様も参加されていたので
総勢は30名近いグループとなった。
私も珍しく今回は妻を同伴していた。
私達はスイスからオーストリアに行き
リヒテンシュタインに行き、フランスに行き
そしてフランスからドイツのバートザーキンゲン
へと向かった。
バートザーキンゲンには世界が誇る
歯科のオンリーワンメーカー「VITA」社がある。
世界中の歯科医師の5名に4名は歯の色を
調べるときにこのVITA社のシェードガイドを使う。
VITAは世界シェア8割を誇る歯科のビッグブランドなのだ。
ホテルにチェックインした私達は、夕食のために
午後6時30分にロビーに集合した。
そこには翌日のドイツ人歯科医師の講師の
先生の姿もあった。
私達は現地に来るまで、講師の先生の名前を
聞かされていなかった。
「あの先生、知っている!
4年前に診療室に見学に行ったことがある!!」
私は妻に呟いた。
シロナの人のアテンドで私は4年前にドイツを
訪れて、セレックを使用している有名な歯科医院を
数件見学して回った。
その中の一人が、目の前にいるワーリング先生だった。
ワーリング先生の診療室は、ドイツのフランフルトから
かなり距離のある田舎町にあった。
ワーリング先生は、そこでセレックを駆使したデジタル歯科を
行っており、近隣はもちろん国外からも多くの患者さんが
押し寄せていた。
私は午前中、ワーリング先生のオフィスの診療を見学した後
彼から特別に私一人だけのミニセミナーを受けることができた。
今年2月東京で行われたセレックシンポジウムにも
ゲストスピーカーとして日本に来られていた。
この世界では凄く有名な先生だ。
懇親会で少しお酒が回って来て頃を見計らって
私はワーリング先生にご挨拶に伺った。
「4年前、私は日本のシロナの方と一緒に
先生の歯科医院を見学させてもらいました。
その節は本当にお世話になりありがとうございました!」
と私は英語で挨拶をさせてもらった。
するとワーリング先生の返事を聞いて私は驚いた。
「覚えているよ!君のこと!!」
エッ!絶対、社交辞令だよな!ドイツにも
社交辞令ってあるのかな??(私の心の声)
だって、4年前のことで、海外から多くの歯科医師が
ワーリング先生の元に見学に行っているはずだ。
「昨日、ロシアから20名の歯科医師の先生が見学に来た!」
私はスマホの写真を見せてもらった。
そうだよな!多くの先生が見学に行っていて一々覚えてるはずはない!!
「この先生は知っている?」
日本の先生に写真だった!
知っている!友人で広島SJCDの会長のT先生だ!
「 I know ! I know him!! 」
「じゃあー、この先生は?」
エッ!私は一瞬声を失った!!
そこにはワーリング先生のオフィスの前で
彼と肩を組んで写真に写っている私の姿があったからだ。
「 It’s Me !!! 」
驚いた!覚えているって言ったのは嘘でも
社交辞令でも無かった。