3度目のパリ、カヤット先生
トレーニングの師匠から
ロンドンのサボイホテルの
ことを、なぜブログに書かない?
とお叱りを受ける。
サボイホテルで、私は日本のテレビでも
有名な経済評論家の先生と若い女性が
楽しく過ごされている状況を確かに目撃した。
しかし、私は大人なので誰にも言わないし、
決してブログでも公表しません!!
私のヨーロッパでの学びは
全てここから始まったと思う。
そこがフランスのパリにある
インプラント専門医のカヤット先生の
クリニックで開催された3日間の
コースである。
私は過2回カヤットコースに参加して
インプラント治療に関する生きたテクニックと
共に、この場所で多くの友人を得た。
海外の先生のライブオペを見ていても
案外、凄く大雑把な先生が多くて
驚くことがあるのだが、カヤット先生は
本当に繊細なオペをされる。
今回、いつものコースが行われなかったことは
残念なことであるが、私は無理を言って
1日だけ医院の見学をお願いしていた。
見学当日の朝、私はまだベルリンにいた。
」
ベルリンのホテルで朝の4時に目を覚まして
ベルリンテゲル空港に移動して7時の便で
パリを目指した。
9時前にパリのシャルルドゴール空港に到着!
タクシーで急いでトロカデ広場に近い
カヤット先生のオフィスに向かった。
ベルを押して名前を名乗ると
すぐにクリニックに通されて
オペ着に着替えて、オペ室に通された。
そこでは既にインプラントのオペが行われていた。
その方は下顎の7本残っていた自分の歯を
全て抜歯して、その場で6本のインプラントを埋入!
当日に仮の固定式の歯を入れる予定だった。
抜歯即時埋入即時加重と言う高度な
テクニックを要するオペだった。
オペは朝の9時から午後の3時まで計6時間にも及んだ。
その後も2つのインプラントオぺ
他にも前日オペを受けられた方の洗浄や
メンテナンスの方も多く来院された。
しかし、先日のベルリンでのクリニックと言い
今回のカヤット先生のクリニックと言い
インプラント専門医なのでそうなのだろうが
高齢の方が多いのに入れ歯を入れている方が
全くいない。
全ての歯を失われた方は、皆6本から8本の
インプラントが見事に埋入されていて、
固定式の綺麗な歯が入っていた。
オペの進め方、説明の仕方、メンテナンスの仕方
もちろん国によって、細かい違いはあるのだが
私には全てが凄く参考になり
メモ用紙はすぐにメモでいっぱいになった。
私が今回一番強く感じたこと!
それは患者さんのインプラント部分のお手入れの仕方を
指導することだった。
ベルリンの歯科クリニックでも、カヤット先生のクリニックでも
インプラント周りの歯磨きをかなり徹底して厳しく
かなりうるさく指導していた。
タバコの禁煙指導に関してもそうだ。
特にスーパーフロスと言う少し特殊な形の
デンタルフロスは、どちらの医院でもかなり詳しく
患者さん自身による使用方法を、時間をかけて説明していた。
このあたりのことは当院の衛生士にも
しっかりと伝えないといけないと強く思った。
しかし寝不足の上、移動移動が重なり疲労が蓄積されている体で
オペ室で立ちっぱなしで長いオペを緊張しながら
見学することは、52歳の私にはかなり足と腰に来る。
午後6時前、クタクタの体で見学を終えた私は
せっかくのパリでルーブルやオルセーにも
また凱旋門やエッフェル塔に行かないまま
そのままシャルルドゴール空港へと直行するのだった。
今回のヨーロッパ研修の旅は私にとって
チャレンジングな面も多かったのだが
結果は大成功だったと思う。
人生においては全てが学びである。
もっともっと学びを続けたい!!