ベンツを運転した経験がある私だが、
今回の超高級ベンツは少し次元が違った。

キーを差し込む場所がない！
ボタンが一杯付いていて何に
使うのか不明！！

一番困ったのがカーナビがドイツ語の
表示で操作も不明！！！

せっかくのカーナビが付いている
超高級ベンツで空港からハイデルベルグまで
走り出した私は、ナビの設定が出来ないで
勘に頼って走り出したために
本当は４５分で到着するハイデルベルグまで
９０分以上かかり何とか到着した。

翌朝の９時にシロナから係りの方が
私を迎えにホテルまで来られた。

シロナの工場やイノベーションセンターがある
ベンスハイムとハイデルベルグは車で２０分程度の距離

私は９時２０分にはシロナの会社に到着した。

べンスハイムの凄く広い立地に、会社と工場と
イノベーションセンターがあり、私が一番驚いたことは
ここには教育センターがあり、世界中から歯科医師や歯科関係者が
シロナの機械に関する教育を受けにここまで来られていたのだ。

私が行った月曜日も韓国の歯科ディラーの一行と
マルタ島やイタリアの歯学部い大学教授の先生方が
ここまで来られて、担当者からレクチャーを受けられていたのだ。

私はまずは工場を見学して
当院でも使用している歯科用CT「ガリレオス」の生産ラインや
歯科用キャドキャム「セレックAC」の生産ラインも詳細に
説明を受けながら見学することができた。

その後で、私はシロナ社に特別なリクエストをしていた。

教育センターでレクチャーを受けるのではなくて
技術担当者の方とマンツーマンでお話を伺いたい。

そして、私の特別なリクエストは、今回特別に承認され
私はベンスハイムのこの地で、シロナの技術担当者の方から
シロナが目指す未来の構想を聞かせてもらうことができた。

シロナの目指す世界は凄かった。

当院が満を持して、大枚をはたいて購入した歯科用キャドキャム「セレックAC」も
世界中で既に新しいバージョンになり、当院で所有しているブルーカムは
ドイツ国内では安売りセール開催中で、日本の半額以下で売られていた。

シロナのショールームには世界最先端の機械が並び
私はここで機械を買えないことに苛立ちを覚えた。

ここで直接買えるなら、大切に抱えて、日本まで買って帰りたい！！

しかし、私の希望が叶うことは無かった！！

規則で工場内での写真撮影も、この地で学んだことを
ブログやフェイスブックで公開することを禁じられた
私だったが、シロナの構想は本当に凄かった。

私はタイムマシーンに乗って５年後、１０年後の世界を見るように
世界の歯科の近未来をここドイツのベンスハイムで見ることができた。

そうか！世界の歯科はこんな風に進むのか？？

頭の中を整理しながら、私はホテルのある
ハイデルベルグまで戻った。

岡山の歯医者
「なかの歯科・矯正歯科クリニック」 院長中野 浩輔

• 昭和62年3月 岡山大学歯学部 卒業
• 昭和62年4月 岡山大学歯学部第一補綴科 研修医
• 昭和63年4月 岡山大学歯学部第一補綴科 文部教官助手
• 平成4年4月 「なかの歯科クリニック」を開設

当院は、岡山市北区矢坂東町での開院当初から3つのスローガン「待たせない」「痛くしない」「よく説明する」を掲げた歯医者作りをしています。