なぜか、我が家に大量の
海苔巻きが？

昨日が節分って私は全く
気がつかなかった！

３誌の新聞に目を通しているのに
なぜか全く気がつかなかった。

それだけ私は昨日の日曜日
が来ることを心待ちににして
そして緊張していた。

昨日の２月３日
岡山市のアークホテル岡山で
JIADSの小野義弘先生の講演会を行なった。

当院から私も含めて１０名のスタッフが
講演会に参加した。

実は、今から16年前、岡山大学歯学部同窓会設立
１０周年記念講演会の講師として、小野義弘先生を
お招きして「予知性の高い歯周治療」の講演をして頂いた。

飛ぶ鳥を落とす勢いだったJIADSの小野先生に
講師を決めたのも、直接、小野先生とお話して
岡山にお招きしたのも、当時、同窓会の
学術担当副会長をしていたこの私だった。

私は開業して4年後の１6年前、JIADSと言う
アメリカの歯科医師ネービンス先生たちの歯周治療の
コンセプトを、日本で広めたJIADS（ジアズ）のコースに
参加していた。

当時３３歳の私には、アメリカの歯周病治療の
全てが新鮮で、斬新に見えて、その中心で活躍されていた
小野先生を眩しく眺めていた。

コースの中でも様々なことを教えて頂き
岡山の講演会の前夜の懇親会の席でも
私は小野先生の前に陣取り、多くの価値ある
アドバイスを頂いた。

今でのあの時のことは鮮明に覚えている。

小野先生の10周年記念講演会は参加者が会場に溢れるくらいで
大成功に終わり、私の同窓会内での株は一気に上がった。

それから当院で勤務する歯科衛生士は
必ずJIADS（ジアズ）の歯科衛生士コースに必ず
参加する決まりとなっている。

JIADSの衛生士コースの大住先生も
以前当院にお越し頂いて、当院の歯科衛生士のための
スペシャルセミナーを行ってもらったことがある。

当院の今があるのは、小野義弘先生のお陰である。

当院の今があるのは、小野義弘先生のお陰である。

16年前に、小野先生が岡山にお越しになったとき、
私の記憶が正しければ、小野先生は49歳だったと
記憶している。

今年、小野先生に岡山にお越し頂いたとき
私が今度は４９歳になっていた。

私は今回の中国四国JIADS（ジアズ）代表の
岩田先生に無理を言って、お迎えとお見送りまで
ずっと小野先生の傍にいさせて頂いた。

4時間のセミナーは本当に素晴らしかった。

この臨床の凄さ、オペの素晴らしさを
当院の歯科衛生士はどれだけ理解できるのか？
少し不安に思いながらも、素晴らしい臨床例の
紹介は続いた。

講演はもちろん素晴らしかったのだが
講演会以外の小野先生の話される一言、一言が
私の心に凄く響き、ありがたい時間を
過ごすことができた。

懇親会の席での一言も、タクシーで岡山駅まで
お送りするまでの一言も、タクシーを降りてから
新幹線の改札口までも、小野先生は時間を惜しむように
私たちに何かを伝えるように話され続けた。

「50歳から60歳は、こんな風に生きなさい！」

私が数十日後、５０歳になるのを知ってのことか
小野先生はこんなことを言われた。

「実は私は今年の３月で50になります！！」

「先生、50歳は老け込む年じゃないよ！
私は５０歳で銀座に歯科医院を開業させた。」

今年、５０歳を迎えるお前さん、
新たなチャレンジをして、その上に
後輩の指導もしっかりとしなさいよ！！

声には出さなかったが,
小野先生の熱い思いが私には
こんな風に聞こえた。

私と岩田先生は新幹線の改札口で
小野先生の姿が見えなくなるまで
二人して、その場で小野先生を
お見送りした。

岡山の歯医者
「なかの歯科・矯正歯科クリニック」 院長中野 浩輔

• 昭和62年3月 岡山大学歯学部 卒業
• 昭和62年4月 岡山大学歯学部第一補綴科 研修医
• 昭和63年4月 岡山大学歯学部第一補綴科 文部教官助手
• 平成4年4月 「なかの歯科クリニック」を開設

当院は、岡山市北区矢坂東町での開院当初から3つのスローガン「待たせない」「痛くしない」「よく説明する」を掲げた歯医者作りをしています。