PDセミナー
旧S医院のT先生が今日の診療を持って
旧S医院を退職することになった。
当院もT先生の退職に当たり、お花を
贈らせて頂いたが、「これでは、家中が
お花に埋もれるよ!」と涙を堪えて
笑顔で言われるT先生。
そんなに集まったお花は、T先生のお人柄によるものです。
19年間のご勤務、本当にお疲れ様でした。
水曜日の診療後、モリタさんの全面的な協力の元、
PDセミナーを当院で開催した。
PDセミナーはDrビーチの教えを
伝えるセミナーであるが、平たく言えば
歯科診療を正しい姿勢で行いましょうと言うセミナー!
私は大学時代から恩師山下敦先生に
水平診療のことをコンコンと教えて頂いた。
以前は水平診療と呼ばれ、大学でも山下敦教授の
ユニットだけは、背もたれが起き上がらない
全く水平位のユニットだった。
アシスタント、バキュームテクニック、ライティング等
私たち若い医局員は教授の診療のアシストから
多くを学ばせて頂いた。
今回のPDセミナー、水曜日の診療後、午後8時からの
開始にも関わらず多くのスタッフが参加して
院長の私はまずそれだけで凄くうれしかった。
「歯学部を卒業して10年後、63%の歯科医師が
腰痛に悩まされている。」
セミナーの冒頭に歯科医師の持病について、
そして歯科医師の死亡原因まで、まざまざと
並べられて、私たちは肝を冷やした。
「歯科医師は短命と言われていますよね!」
私たち、歯科医師の死亡原因のトップはガンだ。
これは一般の日本人と同じだが、2番目は
肺機能不全!これは歯科医師の職業に
関連していると言われる。
実は、歯科医師の死亡原因の上位に
自殺が入ることは一般的に語られていない。
私は同窓会の会長をしているので、
会員の慶弔に関しては、全て私の元に報告が入る。
若い歯科医師の死亡原因を、私は把握している。
歯科医師の私たちが早死にしないために
私は以下の2点を歯科医師の先生にお薦めする。
1、毎年必ず健康診断、人間ドック、PETを受ける。
2、死にたいことがあれば、全てを放棄して逃げる。
ちなみに私は逃げる行き先を既に決めてある。
いつでも逃げることが出来るように
パスポートを、いつでも取り出せるように
準備している。
私が逃げる行き先は国内でしょうか?
それとも海外でしょうか?