牛丼と私
今朝の朝刊を見て驚いた。
今日からの新番組「デカうんこ」
いやー!視聴率競争が厳しいのは
わかりますが、「でっかいうんこ」
の番組タイトルはまずいでしょう!
よくよく見ると「デカワンコ」
いやいや、感違い!勘違い!!
どうも失礼しました。
土曜日の診療後、柳川の交差点に新しく
移転開業した矯正専門医のT先生の
診療室を見学する!
綺麗な診療室に感激する。
T先生のオフィスからの帰り道、
夕食を何か食べて帰ろうと、ふと思った。
そこで最近のテレビCMの影響か?
なぜか吉野家の牛丼を食べたいとふと思った。
私が吉野屋で牛丼を食べるのは
今回が4回目であった。
私が吉野家の牛丼を始めて食べたのは、18歳の時、
大学1年生の時に、東京に遊びに行った時だった。
高校の友人で東京の大学に進学したアパートに
転がり込んだ私は、初めての東京での夕食を食べに行った。
友人が連れて行ってくれたのが吉野家だった。
「金が無いから、吉野家の牛丼か、
マックのハンバーガーばかり食べている!」
と言った友人の言葉を今でも覚えている。
私は恵まれていることに、高校も大学も、
岡山大学歯学部に入局してからも
ずっと自宅から通っていた。
だから、どんなに大学の仕事が遅くなって帰宅しても、
母親がちゃんと夕食を作ってくれていた。
恥ずかしいことに、一人暮らしをしたことは一度もなく
自宅から独立したのは27歳で結婚をした時だった。
そんな私なので、外食をする経験にも
コンビニに行く経験にも乏しい。
私が吉野家に今まで行かなかったのには
ある理由があった。
私は吉野家での注文の仕方がわからないのだ。
入り口で食券を買うシステムなのか?
カウンターで店員さんに直に注文するシステムなのか?
経験が乏しい私には、吉野家は未知の世界なのだった。
同じ理由で私はスターバックスにも行かない!
コーヒーの注文の仕方がわかならないのだ。
その上に、噂で聞いたことには
吉野家では「ツユダク」とか秘密の暗号も
あるらしい!!
吉野家は47歳の私にとって、やはり未知の世界なのだ。
そんな私が数年ぶりに吉野家の暖簾をくぐった!
カウンターだけと想像していたが
テーブル席が多く、このお店にはカウンターは無かった。
テーブルには分かりやすいメニューが置かれていた!
私は吉野家初心者なので「並盛を1つお願いします!」
と敢えてオプションは無視して注文を行った。
無事に注文まで出来て、すぐに私の目の前に
牛丼の並盛が運ばれてきた。
何とこの1杯が、今ならたったの270円!!
外食産業の努力は、本当にすさまじい!!
私は最初の牛丼を食べてから30年後の今
生涯4杯目となる牛丼を美味しく頂いてお店を後にした。
よく考えると、30年間で一番安いお値段だった!!