私が出身の岡山大学歯学部の医局
同門会に参加した。

同門会の中の、山下敦名誉教授の臨床発表に
目を向いた。

山下先生にはいつも凄い刺激を頂いているのだが
今回の症例発表の最初に術後４３年経過症例を
出されたのだ。

３０歳の患者さんが７３歳！

凄い！凄すぎる！！

私が歯科医師になってわずか２４年！


まだまだ、ひよっこ歯医者の私だが頑張ろうと
身が引き締める熱い思いを感じた。

同門会を中座して、仕事のために大阪に移動！

いつも１アクション３ゴールを目指している私は
せっかく大阪に行くのなら、別の有意義な行動をしようと
心に誓った。

数日間迷っていた私の目に、ふと今月の
「ＳＴＯＲＹ」と言う雑誌が目に入った。

「ＳＴＯＲＹ」は４０歳代の女性がいつまでも
綺麗に華やかに生きようと言う趣旨のファッション雑誌だが
その今月号で、女優の戸田さんが、伊勢神宮に参っていた
記事が目に飛び込んできた。

「大阪に行く数日前にこの記事が目に留まるとは？
偶然？それとも必然？？」

私はすぐさま、伊勢神宮行きを決意した。

数年前に、私は三重県津市で、三重の歯科医師の先生を前に
講演を行ったことがある。

その時、私は生まれて初めて三重県に足を踏み入れたのだが
今でも記憶に残っているのがタクシーの運転手の方に
「ここまで来て、お伊勢さんにお参りしないのは
良くないですよ！」と言われたことだ。

その時は、講演の時間がタイトだったので、伊勢神宮まで
足を伸ばすことは出来なかったが、今回は半日程度
時間が空いているので、伊勢神宮までお参りをしようと決意した。

難波から近鉄特急に乗り、宇治山田駅を目指した。

難波から１時間５０分程度の旅で私は無事に
宇治山田駅へと着いた。

伊勢神宮は外宮（げくう）と内宮（ないぐう）に分かれていて
まずは外宮から内宮の順番でお参りするように
「ＳＴＯＲＹ」に書かれていた。

宇治山田駅から外宮まで徒歩１０分と書かれていたので
てくてくと歩いたのだが、昨日は風が強くそして冷たかった。

外宮は、多くの参拝者の方で溢れていた。

凛とした空気が流れる外宮はさすがに他の神社仏閣には無い
雰囲気が漂っていた。

外宮かた内宮までは５キロ程度、直行バスが出ていて
それで向かった。

五十鈴川に掛かる宇治橋を渡りながら橋の上からの
景色はとても美しかった。

内宮は外宮より広く、御正宮の前は多くの人で
文字通り溢れ帰っていた。

ここは、本当におごそかで神様が鎮座されている
雰囲気が醸し出されていた。

凄い！！

さすがに、伊勢神宮！わざわざ遠方から
お参りに来た甲斐があると言うものだ。

ある人から「伊勢神宮」は、日本の国のためにあるような
ものなので、小さな個人的なお願いはしてはならないと聞いていた。

だから、私は外宮でも、内宮でもお願いすることは
「世界平和」と「日本国の繁栄」だけだった。

歯医者のことや、家族のことや、健康のことが
頭をよぎったが、あえてお願いはしなかった。

神楽殿では、個人的なお願いもＯＫと何かに書かれていたので、
我慢できなくなり神楽殿で個人的なお願いをした。

しかし、ここでは寒いのに寒さをあまり感じない！

伊勢神宮ならではの独特な雰囲気に私は酔っていた。

内宮のすぐ外で食べた赤福と、伊勢うどんは
本当に美味しかった！！

岡山の歯医者
「なかの歯科・矯正歯科クリニック」 院長中野 浩輔

• 昭和62年3月 岡山大学歯学部 卒業
• 昭和62年4月 岡山大学歯学部第一補綴科 研修医
• 昭和63年4月 岡山大学歯学部第一補綴科 文部教官助手
• 平成4年4月 「なかの歯科クリニック」を開設

当院は、岡山市北区矢坂東町での開院当初から3つのスローガン「待たせない」「痛くしない」「よく説明する」を掲げた歯医者作りをしています。