私とマドンちゃんの運命は?
久しぶりに、
夕食の腕を振るう私!
今夜の星は幾つ?と、娘に問う妻!!
「星ゼロ!!」との、
娘からのつれない返事!
いや、さすがに新作のトマトとサーモンの
マリネは微妙だったが、後は、
そこそこの点数を取れたはず?
料理は、愛情が大切だが、
本当に、本当に、難しい!
日曜日、愛車マドンちゃんの初めての
パンクを経験した私は、予備のチューブなど
持参していているはずもなく、
ただ当てもなく、自転車を押しながら
自宅を目指した。
2キロほど、自転車を押して、何とか、吉備津彦神社まで到着した。
目の前の吉備津駅には、早朝、一両の電車が停車していて
汽笛の合図とともに、総社に向かって走り出した。
その汽笛を聞くと同時に、私の中のアラームが点灯した。
もう無理!!
もう無理!!!
妻の携帯に、ヘルプの電話を掛けるも
さすがに朝の7時30分、まだ寝ているのか?
誰も出ることは無く、留守番電話にすぐに切り替わった。
ここは、電車か、バスか、タクシーで自宅を目指そう!!
吉備津彦神社の前には、両備タクシーの小型が一台
止まっていて、メーターを倒した状態で、運転手の人が
仮眠を取っていた。
ご迷惑を承知で、ガラス窓を叩き
気持ちよく、自宅まで乗せてもらうことを
承諾してもらった。
自転車を吉備津彦神社の境内に止めて
鍵を掛けた私は、情けないことに
タクシーで自宅へと向かった。
タクシーの中で、妻の携帯から電話が入った。
「ごめん!ちょっとトラブルがあって。
今、タクシーで自宅に帰っている!!」
朝の4時過ぎからゴソゴソと動き出した私が、
妻にヘルプの電話をして、タクシーで自宅へ
帰っている!!
後から聞くと、事故を起こしたか?
事故に巻き込まれたか??
凄く心配したと聞いた。
まさか、車のガス欠と、自転車のパンクの
ダブルパンチで、二進も三進もいかなくなっている
なんて、口が裂けても言えなかった。
結局、朝練への参加も、小豆島の見学もままならず、
私は午前8時30分には無事に自宅に戻った。
ガソリンの携行缶のレンタルと、自転車の引き取りを
終わっても、まだ朝の9時前だった。
私は朝の9時にして、既に一日が終わったような
疲労感を強く感じながら、せっかくの日曜日、
残りの15時間をどう有効に使うか?
思案に明け暮れるのであった。
今年になって、今日が初めての
フリーの日曜日だった。