足るを知る
昨日のガイヤの夜明けで
出ていた医療コンシェルジュ
病院のあるゆる場所で
患者さんに笑顔で相談に乗る。
歯科医院なら、何が出来るだろう?
当院の歯科コンシェルジュ!
もう一度始動させたい!!
スクールエイドジャパンと言う
カンボジアやネパールに学校を
作るNPO法人がある。
その代表が渡邉美樹さんだ。
私は以前から、渡邉美樹さんの著書が
大好きだったので、ボランティアに関する
興味よりも、渡邉美樹さん個人に関する
興味から、そのNPO法人の会員になっていた。
ある時に、「カンボジアの孤児院の開園式が
ありますので参加しませんか?」と言う
お手紙を頂いた。
忙しい3月の終わり、学会でもないのに
8日間も仕事を休むなんて!と尻込みをしていた
私のお尻を、そっと、いや強烈に押してくれたのが
妻だった。
私は、渡邉美樹さんと一緒に8日間
カンボジアの学校や、孤児院や現地の
一般の人たちの暮らしぶりを見学した。
恥ずかしい話だが、あることに興味が
あったのも事実だ。
その興味とは?
「渡邉美樹さんは、偽善者ではないか?」
と言うことだ。
早朝から行動を続ける過酷な8日間、
私がずっと観察すれば、どこかで
彼はボロを出すのではないか?
今から考えると、そんな恥ずかしい思いもあった。
結論から言えば、こんな人が
本当に世の中にいるのだな!
そんな思いを感じた。
空港での数時間の待ち時間、ラウンジで
寛げばいいのに、折角の時間だからと!
空港の端の椅子に座って
学生さんとずっと話をしている。
着るものには拘らない!
清潔な身なりだが、決して高級ブランドの
服は着ていない。
カンボジアの政府の高官も、参加者の私たちも
誰彼ともなく、全く同じように接する。
いつも笑顔を絶やさない!
周りの人を笑顔にする、元気にする!!
本当に、こんな人が世の中にはいるんです。
週刊東洋経済の記者の方が
「日本の総理大臣に相応しい人物を
私は一人だけ知っている!」
そう言われていた。
あの時の8日間で、私の中で
大きく何かが変化したと
今でも思っている。
国民の半数以上が貧困層!
藁ぶき屋根の小屋に、
一家7名で住んでいる。
子供は靴を履いていない。
エイズが蔓延している。
長く続いた内戦で多くの学校が
壊されている。
未だに埋められている多くの地雷!
20年前のどこかの国にタイムスリップしたのか?と
不安に思った私だったが、確かに現代の今、
今、まさしく目の前で起こっている事実だった。
私が日本と言う、まだ世界2位の経済大国に
生まれて、何不自由なく過ごしてきたことに
気が付いた、いや気がつかされた瞬間だった。
私は、明日の食べ物が無くて
飢えを感じた経験は無い。
それまでは、私は服は
スーツが大好きだった。
普段は白衣だけでいいのに
着もしない高級なブランドのスーツを
10着以上も持っていた。
時計も好きで、高級時計と呼ばれるものを
数本持っていた。
私は、カンボジアで、渡邉美樹さんの話を聞いて
カンボジアの現状を見聞きして
「足るを知った」気がした。
1つ持っていたら、二つ目はいらない!
車も1台で良い!2台なんていらない!!
本当は、所有すると言う次元から
離れることが出来ればいいのだが
私のステージ何てたかがそんなものだ。
奥さんも1人でいい!
2号さんなんていらない!!