美味しい食事の罠
今日の2月19日、山陽新聞さん太ホールで
当院が主催で幕内秀夫先生の講演会
「美味しい食事の罠ーガンが警告!あなたの食生活が危ないー」
を開催した。
今回、私がこの食と健康に関する幕内先生の講演会を開いた
あるきっかけがあった。
私は歯科医院の院長をしているのだが、当院はスタッフが多く、
事務のスタッフを入れると40名近いスタッフが当院で働いている。
その中には、一人暮らしをしている若い女性のスタッフも多い。
ある時に、私はあるスタッフに聞いてみた。
「ちゃんとご飯食べてる?」「どんなものを食べてるの?」
そうしたら、本当に驚いたことに、彼女は夕食にコンビニで買った
お菓子のようなものをポリポリと食べていると言った。
私は非常に驚くとともに、彼女たちは数年後には、おそらく結婚して、赤ちゃんを出産する時が来る。
その時に今の食生活では絶対よくない!
彼女達の食生活を、院長の私が変えなければいけない!!
しかし、私がいくら口をうるさく言っても、身内の話に
彼女たちは耳を貸さない!!
そう思った私は、食生活では有名な幕内先生に連絡をさせてもらって、
今日の講演会が実現することになった。
当初はスタッフだけの35名の講演会を予定していた。
しかし、会場がどこも取れないで、結局空いていた会場が
この山陽新聞の新社屋の山陽新聞さん太ホール!
何と定員300名の巨大な会場だった。
私はこのことに大きな運命を、感じた!
怪しげな言い方をお許し願えれば、神様が私を試しているのだと感じた!
「お前も一人前の歯科医師なら、この会場を一杯にしてみろ!!」
そして、私は、ポスターやチラシを作成して、木曜と日曜日には
近くの病院、医院、保育園、幼稚園、美容院等に挨拶に回った。
スタッフにも同じことを強要した。
しかし、その努力にも関わらず、1か月前までは、全く人が集まりそうにない状況で、講師の幕内先生に、恥をかかせる訳にはいかない!と、私は、それから
加速度を付けて、動きに動きまわった。
山陽新聞さんや、山陽新聞レディアさんに記事として、掲載されたころから
一気に問い合わせが増えて、事前に参加するとの当院に連絡があった人が
1週間前には200名を突破した。
うれしい反面、新たに心配のネタができた。
これは、当日300名の定員を、オーバーするかもしれない!
当日、会場に入れない方がいると、かならずトラブルの元になる!
前日のスタッフミーティングで、最終の打ち合わせを、スタッフとしながら
想定出来うるトラブルに関して、私たちスタッフは、打ち合わせに打ち合わせを重ねた。
しかし、今回の責任者の私の最大の失敗は、事前の参加者の人数を
確実に把握しなかったことだ。
定員以下なら問題ない!しかし定員をオーバーするとわざわざ来られた方を
追い返すことになる。
前日、私は心配で心配で、いつもの様に全く寝付けない!
夜中の2時が過ぎて、3時が過ぎて、4時半になっても
多くの方が当日会場に押しよせるイメージが、頭から離れないで
結局一睡もできないで朝を迎えた。
8時前に会場に入り、8時15分に幕内先生と最終の打ち合わせをしながら
朝食を食べるために、岡山全日空ホテルへと向かった。
幕内先生と20階の和食のレストランで和朝食を食べながら
スタッフからは、何度も私の携帯に連絡があった。
まだ開場すらしていない、朝の9時前に
優雅に幕内先生と和朝食を食べるつもりだった私は
スタッフからの電話で、朝か文字通り、飯が喉を通らない状況になった。
しかし、既にサイは振られていた。