サンフランシスコNo.1のインプラント専門医
大富豪のA氏とは、ランチとはいえ、
2時間以上の時間を共有できた。
素晴らしい時間と、素晴らしいアドバイスに感謝!!
本田健さんの「ユダヤ人大富豪の教え」を髣髴させる
有意義な時間だった!!
A氏と別れてすぐに、B先生の歯科医院を目指す。
日本から見学を申し込んでいたサンフランシスコNo.1の
インプラント専門医のB先生のオフィスは、私が宿泊していた
パレスホテルから歩いてゆける距離にあった。
そこは、サンフランシスコのダウンタウンの中心、
ユニオンスクエアの近くの都市型歯科医院だった。
大きなビルの24階にその歯科医院はあった。
アメリカの歯科医院は、専門性が進んでいて、
日本の歯科医院のようにジェネラルに何でも行う歯科医院の
上のランクに専門の歯科医院が存在する。
一般歯科医師より専門歯科医師は1.5倍の年収を稼ぎ、
専門歯科医師となると平均でも日本の一般歯科医師の数倍の年収だと聞いた。(完全週休二日で、労働時間も午後の5時には全てが終了する!)
B先生は、インプラントの世界では、とても有名な先生で、来週もイタリアで開催される学会でスピーカーとして発表されると言われていた。
B先生のオフィスの看板は小さすぎて見つけることが困難だった。
B先生は口腔外科の専門医として、インプラントのオペや外科を専門的に行っていた。
ほとんどの患者さんが一般歯科医師よりの紹介なので看板もホームぺージも最低でいいと言われていた。
待合室にはインプラントの説明用のDVDが繰り返し、繰り返し流れていた。
初対面の日本からの私を、B先生は大きな握手と大きなスマイルで迎えてくれて、午後の診療の最後まで、私を横に付けてもらって説明しながら
インプラントのオペを進めた。
半日で10数名もの患者さんの横で学ばせてもらった。
色々と驚くことが多かったのだが、ここの診療室の患者さんに特有なのか?それともアメリカでは当たり前なのか?奥歯の被せはほとんど100%セラミックのメタルボンドだった。日本のような銀歯は1本も見ることがなかった。
また歯を失った方は多いのだが、ブリッジや入れ歯が極端に少なく、1本失った場合は単独植立のインプラント。
全ての歯を失った方には、オールオンフォーと言う4本のみで全てを支えるインプラントがほとんどだった。
また親知らずの抜歯は例え4本全て骨に埋まっていようがわずか1時間のアポで4本とも抜いていた。
私が「なぜ一気に4本全て抜くんですか?」と質問すると、「あなたはなぜ4回も患者さんに術後の痛みを与えるのですか?」と逆に質問された。
診療が終わり、私のために少し残ってもらって、
「何でも質問して下さい!」と言われる。
本当にありがたく思っていると、「せっかくの日本からの友人のために、本当は一緒にディナーを食べたいのだが、今日は妻の父親の90回目のバースディパーティがあるんで、申し訳ない!」と頭を下げられる。
最後の最後にB先生が出版されているインプラントの本にサインを頂いて診療室を後にした。
今回の旅で私が一恐れていたのが、一人ぼっちで食事をすること!
一人では寂しいし、アメリカの食事はポーションが多いので、複数で取り分けるのが理にかなっている。
ホテルの周りを探し回って、近くの中華料理店でテイクアウトが出来るのを知って、チャーハンと酢豚をテイクアウトする。
私はアメリカでチャーハンをテイクアウトして食べたいと、ここ数年
ずっと思っていた。
アメリカのテイクアウトのチャーハンは、縦に長い紙の容器に入っている。
私は、それを食べたかった!!
冷めないように早足でホテルの部屋に戻る。
チャーハンは期待以上の味でうれしく思った。
酢豚を頼んだつもりが、出てきたものは冷たいスペアリブだった。
チャーハンも、冷えたスペアリブも、アメリカナイズされた中華ではあるが、以外に味はいけた。
でもやはり量が多すぎて半分食べたところでギブアップした。
サンフランシスコでは、私は心配していた時差を完全に克服した。