ホーチミン国際空港で私はいきなり
途方にくれてしまった。

空港での両替はレートが悪いので決して行わない主義の
私はベトナムの通貨ベトナムドンを全く持っていない。

空港から一旦外に出ると、例え両替のためとお願いしても
再入場は認められなかった。
財布には日本の円と、万が一のためのアメリカのドルしかない！

ドルや円でタクシーは通用するのか？
国際空港なのでカード払いの電話があるはずと探してみるも
どこにも無い！

これでは身動きが取れない！

焦りの感情が自分を追い込んでゆく！！

宿泊予定のシェラトンホテルの人を見つける。

ここは交渉しかないと！ホテルまで車で搬送するようにお願いすると、
驚いた事に私の名前を知っていて
「あなたの友人がずっとあなたの到着を待っています！」と言うではないか？

エッ！友人の姿はどこにもないのだが！！

ホテルマンは私の友人を空港の中にまで呼びに出かけた。

汗だくになっていた私の前に友人は姿を現した。

「いやー！暑いんで空港の中で待ってたが、行き違いになったみたい。」

確かに私は飛行機を急いで降りて１番でイミグレを通解したが
なぜ私の友人は入ることが出来ない空港の中で私を待っていたのか？

ベトナムのなぞが１つ深まった。

友人とホテルの車でホテルへと向かう。

道は舗装されていない場所も多く赤土の道が印象的だ。

車の１０倍の数のバイクが狭い道にひしめき合う。
２人乗り、３人乗り、４人乗りまでいて、道はバイク、バイクでひしめき合う。

工事中のビルが多く、道も舗装を急いでいた。
ホーチミンの中心は意外に道幅も広く、緑が多くゆったりとしていた。

ホテルから見る景色もこれからどんどん発展してゆく様子を
まざまざと示していた。

ホテルの回りではグッチもヴィトンのショップもオープンしていて
日本人ではなくて現地のベトナム人で混雑していた。

ベトナムの人の平均月収は日本円で約１万円と聞いている。

社会主義のベトナムもドンコイ政策を強いてから、かなりの貧富の差が
生じているようだ。

私が街中で両替した日本の２万円は数十万ドンの沢山のお金に変貌した。

岡山の歯医者
「なかの歯科・矯正歯科クリニック」 院長中野 浩輔

• 昭和62年3月 岡山大学歯学部 卒業
• 昭和62年4月 岡山大学歯学部第一補綴科 研修医
• 昭和63年4月 岡山大学歯学部第一補綴科 文部教官助手
• 平成4年4月 「なかの歯科クリニック」を開設

当院は、岡山市北区矢坂東町での開院当初から3つのスローガン「待たせない」「痛くしない」「よく説明する」を掲げた歯医者作りをしています。