歯科金属アレルギー
3週間ぶりに極真空手の道場へ!
最初から体はバテバテ!
途中で正拳突きで板割りが始まった。
テレビで見たことのあるあれを
目の前で見ようとは。
さすがに当院の患者様でもある
黒帯のAさんは2枚の重ねた板を打ち抜く!
「中野先生、どうですか?」
言われたからには挑戦しないといけない。
結果、私だけ板が割れなかった。
今日から拳を鍛えるための腕立てにChange!
LINEでの相談がコロナの関係か?
ここ半年で凄く増えた。
毎日のように数名の新規の方から
LINEで歯の相談が届く!
その中でも増えているのが
「金属アレルギー」に関する相談だ。
「私には金属アレルギーがあります。
銀歯をセラミックに変えると
この多くの不定愁訴は治りますか?」
当院では審美目的だけでなく
金属アレルギー対策で銀歯を
セラミックに変える処置は多く行っている。
しかし、ここで幾つかの問題が生じる。
まず、金属アレルギーに関する診断だ。
皮膚科に紹介して、パッチテストで歯科の金属
に関して、アレルギーがあるか調べて貰うことが多い。
しかし、ここに大きな落とし穴がある。
皮膚科のパッチテストは100%正確な診断では
ないし、皮膚科の先生も金属アレルギーの診断が
凄く得意な先生もいれば、案外そうでない
先生もいらっしゃる。
どの皮膚科にどのように紹介状を書くかで
診断結果が異なってくる可能性があるのだ。
また金属アレルギーの治療はかなり時差が出るものだ。
全ての口の中の金属を外してセラミック等に変えても
直ぐに症状が改善する人もいれば
完全に改善するまで、半年も1年もかかる人もいる。
また全ての体調不良の原因を、お口の中の
金属が原因と思い込んで来られる方には、
事前にかなりしっかりとした説明をしないと
後々トラブルの原因になることもある。
世界広しと言えども、銀歯がこんなにお口の
中に多いのは日本人位である。