歯科用CTの必要性
いつもスコーン!と入るセラミック冠の
調子が今日はすこぶる悪い!
患者さまにお詫びしながら再び型取りを
仕始める。
私の心はかなりブルー!!
昨日、博多の歯科医院でインプラント見学セミナーを受けた時
レントゲンとCTスキャンの画像を何度も何度も観察できた。
レントゲンはあくまで3次元を2次元に撮影したもの!
その点、CTは立体で輪切りにできるので情報量はかなり多い。
今日の診療でも、レントゲンを撮ると一見骨がかなり
回復しているように見えるのに、歯茎を切開して
直接骨を確信してみると、以外に骨が少ないことを経験した。
レントゲンは歯科医院では大変簡単で優れた診断法ではあるのだが
インプラントや特別な歯周病のオペの前診断では
やはりCTの必要性が増している。
当院の近くの内科にも外科にもCTの装置はあり、
意外に内科や外科でCTを取る機会は少ないらしくて、いつでも利用してくださいと院長先生に言われている。
しかし歯科医師と放射線技師の方の連絡や情報交換が
不十分であれば本当に見たい場所を見れなかったりする。
ロスアンゼルスで掴んだ情報によると、韓国の某メーカーが
歯科用のCTを開発して本国では既に販売しているらしい。
このCTの装置を歯科医師である私が自己責任で個人輸入すれば
日本で1500万~2500万する歯科用のCTが1000万を切る値段で手に入る。
最近、韓国の通貨ウォンは対円で20%ほど価格が上がってきている。
そのレートでは輸入後のトラブルなどのメンテのことを考慮すると
金額面でそう旨みはない!
幾ら安くても1000万近い装置をそう易々と買えるほど今の歯科の情勢は甘くは無い!
そんな私に上海デンタルショーの情報が入ってきた。
上海でCTを見てみたい!
メイドインチャイナ!の歯科用CTは一体お幾らなのであろうか?
でもCTは飛行機の手荷物にどう考えても入りそうに無い!!