Dr.中野の活動記録
2019-4-16
口腔がん検診のすすめ
口腔がん検診のすすめ
今、世間で注目を集めている口腔がん検診は
歯科医院で行うことが出来ます。
実は日本は口腔がんの死亡率が
アメリカと比較して2.5倍。
今までは男性と高齢者の多かった
口腔がんですが、最近では女性や
若年者に増えていて、これは
先進国では日本だけです。
理由は喫煙者が多いことと、歯科の定期健診
を受ける方が、まだ日本では少ないことが
理由と言われています。
口内炎がなかなか治らない方や舌や
口の粘膜が赤く爛れている方は
早めにご相談下さい。
①まずは口腔内の粘膜や舌を視診で確認します。
②その後、イルミスキャンと言う蛍光観察装置の
特殊なブルーライトを当てて異常がないかどうか
観察します。ブルーライトを当てて写真撮影を
するだけですから痛みや不快感は全くありません。
③異常がある部位や組織が悪くなっているところは
写真上で黒く写りますので、肉眼で見落としがちな
口の中の異変をいち早く察知します。
④もし異常が察知された場合は専門の
例えば岡山大学歯学部口腔外科に紹介を
して精密検査を依頼します。
★この検診は口腔がんを100%間違いなく
診断できる検診ではありません。
スクリーニングと言って怪しいものを選ぶだけですが
見落としをしないこと、早期に発見することが
重要だと考えています。