歯医者とスラムダンク
昨日の夜からアマゾンから届いた
漫画「スラムダンク完全版24巻セット」を読み始める。
私は漫画を読むことは、数年前に封印したのだが
このスラムダンクは私に与えられた宿題なのだ!
ある歯科医院経営セミナーで、カリスマ経営コンサルタントの
Iさんは参加者の宿題として、「スラムダンク24巻」を3回読んで
リーダーシップとは何か?について書くレポートを出した。
私はこの宿題を聞いて、とても苦々しく思った。
この私が漫画を読まないといけない!
昔の悪夢が蘇る!!
今から5年、私の妻が私の行動で一番嫌だったこと!
それは私が食事をしながら漫画を読むこと。
妻は歯科衛生士として開業以来ずっと一緒に仕事をしているのだが、
当時の私は仕事が終わって食事をするときに、必ず漫画を読みながら食事をしていた。
女性の方なら、どう思うだろうか?
妻は昼間は一緒に仕事を頑張り、疲れ果てて一生懸命がんばってご飯を作る。
それを「おいしい!」とも何も言わないで、漫画を読みながら夫は食べる
何を食べているか?すら本人には分からない!
あの頃、よく聞かれた!
「何を食べているのか、本当にわかっているの?」
それほど漫画に集中して、食事から気をそらしていた。
5年前までは、私はそういう人間だった。
家族で食事に行くときも、私が行くレストランは、漫画が置いてあるレストラン。
食事が美味しいレストランじゃなくて、漫画が何十巻と置いてあるレストラン。
学生のときによく行った、A定食B定食とか、そういう日替わり定食がある
レストラン、というか大衆食堂!
そういうところに家族を連れて行って、私は漫画をガサッと持ってきて読み進める。
家族には「好きなもの食べろ」とか言っても、その店の一番高いメニューでも980円!
私はそういった人間だった。
本は1冊も読まない!漫画大好き人間、漫画を通じても自己成長できるなんて
大きなことを言いながら、人間的に最低の人間だった。
暇があれば,ストレス解消と言って、漫画ばっかり読むような人間。
それも37歳まで!いい大人が聞いてあきれる。
それほど漫画好きだった私はあるきっかけから、漫画依存から
すっかりと足を洗うことになった。
その私に漫画を読めとは?
過去、アルコール依存症だったのだが、最近やっとその依存から抜け出した意思の弱い人間に、体にいいからとアルコ-ルを薦めるようなものだ。
案の定!私は漫画が止まらない!
深夜2時になっても、3時が過ぎても、止まらない!!
最後は涙でボロボロになりながら読み進める。
桜木も、三井も、流川も、ゴリも、スッゲー!最高!!
でも読み進めながらこの漫画を読む目的はすっかりと忘れて
スラムダンクの世界に没頭する私だった!!