テレビを見ない生活
今日は、北海道帯広市でご開業のK先生と歯科衛生士さんが
遠路はるばる当院に見学に来院された。
学術的に優れた診療を行われているK先生が当院を見学されるとは
身に余る光栄ではあるが、同時に身が引き締める思いを感じた。
K先生から自己紹介がわりに論文を何部も渡されて
「ヒエーーーッ!」レベル高っ!!と朝から血圧が上がる私であった。
診療後、往診から帰り、近くのふれあいセンターの会議室に出かける。
今度の岩渕さんの経営塾のゲスト講師の予行演習を行うためだ。
会議室で、実際にパワーポイントをスクリーンに移して、時間を計って
マイクも使って、復習用にビデオの撮影までセットして、予行演習を行った。
今度のゲスト講師の話は私にとっては大きなチャンスである。
このチャンスを掴むと、翌年は私とって大きな飛躍の年になる。
そのために失敗は決して許されないのだ。
何度も何度も流しながら、言葉使いや話し方のスピード、テンションを変える。
しかしわかりやすく詳細に話そうとすると、どうしても決められた90分を
軽くオーバーしてしまう。
内容をカットするか?話すスピードを早くするか?
どちらににしても大阪での本番は20日、東京での本番は27日である。
残された時間は後わずかになった。
昨日のテレビを見ない生活を始めた理由(わけ)?
は意外に単純なことであった。
娘の中学受験のために、我が家では3年前に「テレビ禁止令」が出されたのだ。
子供が禁止されているテレビを、父親である大人の私が見るわけにはいかなかった。
最初はテレビの番組が恋しかった私も3ヶ月が過ぎて、半年が過ぎる頃から
テレビを見ない生活の心地よさを感じ出していた。
何が一番素晴らしいか?
考える時間、本を読む時間ができたこと。
忙しい忙しいと言いながらも、ふとつまらないテレビを見ていて60分があっという間に経ったと言う経験はないだろうか?
私はいつも番組が終わってからよく後悔していた。
「お馬鹿な番組に人生の一部、貴重な時間を使ったものだ!」
テレビを見ないと今時の情勢に遅れてしまう!ニュースは見るべきだと
数名の先生からアドバイスを受けたこともあるが、今はインターネットでテレビより早くニュースをGETできる時代だ。
テレビを見なくても困ったことはほとんど無い。
せいぜい昨日のテレビ番組の話で盛り上がらないくらいだ。
テレビを見るのなら、果たしてこのテレビ番組を見ることは
自分の夢を達成することにどんな貢献をしてくれるのか?を考えて決めるべきである。
惰性でテレビを見ていると貴重な時間はあっという間に過ぎ去ってゆく。
39歳まではテレビの前で無駄な時間をかなり過ごしていたくせに、今から頑張れば、失われた時間は必ず取り戻せると信じている42歳の戯言である。