ホテル体験記 「 ホテル マジェスティック ローマ ( イタリア ) 」
ヨーロッパのホテルは歴史のある建物を使っていることが多いため、同じカテゴリーの部屋でも眺め、部屋の広さにかなり違いがあることも多いです。 私達はヨーロッパ、特にイタリアにおいて、ホテル会員の上級会員であること、また、WEB上からホテルにこちらの情報、希望をなるべく具体的に流すことによって、これまでツインの料金でスイートルームを何度か会得してきました。
ローマはワールドカップサッカーでイタリアのキャプテンをしていたトッティーの地元です。
このローマでのホテルはエクセルシオールやサボイなど、数々の高級ホテルが建ち並ぶベネト通りにあるホテルマジェスティックにしました。
スペイン階段や、地下鉄の駅から近いこと、部屋数90室のうちスイートが19室とスイートの割合が高いこと、WEB上から一番安い部屋のランクが380ユーロ(E)とエデンとかハスラーより安いレートがあったからです。
うまくいけばスイートルーム、悪くてもデラックスルームにアップグレードかと思っていましたが、今回は全く裏目に出てしまいました。 まず、WEB上からの予約で大人2名のみで予約していて子供のことを連絡することを忘れていたため、ホテルのフロントで定員は3名までのためツイン1部屋とエキストラベッドで4名の宿泊をかたくなに断られてしまいました。
そして「あなたの選択は360E×2で2部屋とるか660Eのジュニアスイートにエキストラベッド(+220E、何でこんなに高い?)を入れて1泊880Eにするか迫られました。
「お金がないから安くしてくれ」というと(超高級ホテルのフロントで値切る東洋人はさぞこっけいに見えたことでしょう)「わかった。デラックスルーム2部屋で380+300E、もしくは最上階のスイートルームにエキストラベッドで880E、どちらかは部屋を見てから決めてくれ」と、言われました。
680Eでも高いためどうしようか迷いながらも実際に見せてもらうとスイートは洗面所2ヶ所、バスルームは広くジャグジー付き、その上に広いバルコニーまで付いています。 無謀にも最上階スイートに決めてしまいました。
このホテルにはいつもドアマン、ベルボーイ、フロントに多くの人がいてサービスに努めています。中でもかなり年配のホテルの顔ともいう人が私達にいつも笑顔で声をかけてくれます。
人件費、部屋数を考えるとヨーロッパの高級ホテルが高いのも仕方ないと思いました。しかしこの1泊880E(約10万円、税サービス込み)のため、ルームサービスの朝食はあきらめて近くのバールで夕食もホテルのレストランでなく、近くのトラットリアへとホテル以外は倹約旅行となってしまいました。
ホテルマジェスティック ローマはホテルの中央にクラシックなエレベーターがあり、部屋毎にインテリア、カラーも異なります。 スタッフのサービスも洗練されていて、お金に余裕があればおすすめです。私達がチェックインでごたごたしている横で「ウェルカムバックトゥホテルマジェスティック!」と歓迎されている日本人のご夫婦がいらっしゃいました。毎年、ローマのこのホテルに来るんだそうです。そうなりたいと切に思いました。