ビンゴ!持っている私!!
ホテルの外にパトカーが数台泊まっていて
まずは、不自然な感じを受けた。
どうして、こんな目立つ場所にパトカーが?
ホテルの中にも、TシャツとGパンのようなカジュアルな
格好はしていても、体付きがよく、目つきは鋭く
耳にイヤホンを付けている男性の姿がやけに目についた。
私は数年前のカンボジアのことを思い出した。
あるホテルに宿泊していてプールで寛いでいたら、
今回と同じような、体付きが良く、目つきは鋭く、
耳にイヤホンを付けている日本人の男性の方が
数名周りを警戒しながらプールサイドに入ってきた。
そして、その数分後、あの安倍総理が数名の政治家の方と
共にプールに入ってきたではないか?
私はその時はラッキーなことにプールサイドのバーで
安倍総理と話をする機会が得られた。
今回もそのホテルで私は同じ空気を感じた。
SPの方がこんなに多くいるなんて一体どんな大物が
このホテルに泊まっているのだろうか?
ホテルの方に、「どなたが宿泊されているのですか?」
と尋ねても、もちろん誰も口を割るはずがない!!
夕食はホテル内のレストランで取ることになった。
「予約は何時からにしましょうか?」
私はその日のお昼が遅かったので、
「午後7時か、8時からで、お願いできませんか?」
と言ったところ
「午後6時からがお薦めですよ!
レストランの窓から夕日が沈むのが眺めることができます!
お薦めは午後6時からです!!」と言われ、
この会話も少し不自然な感じを受けた。
夕食何てゆっくり食べても2時間程度?
午後6時を薦めるってことは
午後8時から誰か大物がこのレストランで
食事をするのか?
欧米の夕食は午後8時や午後9時から遅く始まることが多い。
欧米人の大物か?
いや、まさか?
大物は個室や、自分が宿泊している部屋の中で
ゆっくりと安全に食事をするはずだ。
ここではまた一段と謎が深まった。
午後6時過ぎにレストランに伺うと、景色の良い
素晴らしい席に通してもらった。
その空間には6台ほどのテーブルがあったが
私達以外には誰も座っていなかった。
しかし、このレストランの一番眺めがよく
最上級のテーブルには2席のセッティングがされていて、
他のテーブルにセッティングが無いことから
その空間はその夜は私たちと後2名しか予約を
取っていないはずだった。
あのテーブルに午後8時に
誰か大物が来るのであろうか?
私たちはゆっくりと食事をした。