久しぶりの英会話のレッスンに
私の脳味噌が溶けて流れ出す！

診療であればあっと言う間の６０分の時間が
英会話のレッスンになると延々と長い！！

特に文法は私は大の苦手！
日本語で聞いてもわからない
英語の文法を英語で聞いても
もっと、もっと、わからない！！

オー！ジーザス！！

月曜日、当院に記念すべきカルテ番号
２５０００番目の患者様が来院された。

当院が開業して２４年が過ぎて２５年目に入り
トータルで２万５千人目になる患者様が
岡山では多くの歯科医院がある中、
わざわざ当院を選んで来院して下さった！

本当にありがたいことである。

当院が開業したのは２４年前、元々立地が悪く
わかりにくい辺鄙な場所に歯医者を作ったので
開業当初は患者様は凄く少なかった。

国道からかなり入った不便な立地であった。

２９歳で年収５００万にも満たなかった私は
開業に際して銀行から１億円近い借金をした。

２４年前、土地の担保を差し出してくれたのは
私の父であり、連帯保証人のハンコを押してくれたのは
私の妻であった。

開業の前日は私は１億近い借金に対する恐怖で
一睡も出来なかった。

家族や親族を路頭に迷わすかもしれない！

４月、５月、６月までは何とか無事に過ごせたが、
その裏では私の銀行口座の残高は毎月のように
数百万単位で急速に減っていった。

保険の診療報酬は数か月遅れで振り込まれるので
仕方がないことだが、毎月ドンドンお金が
出て行くことは私にとっては恐怖でしかなかった。

７月、８月になると待ちに待った診療報酬も入り
一息付けるかと思ったが、現実は甘くなかった。

夏の時期は暑さのためか、一時的に患者様の来院が途絶え、
お金の流れも停滞した。

私はこの場所ではダメと、思い切って移転を決意した。

近くの不動産屋さんで国道１８０号線沿いの
土地を新規に探してもらうようにお願いしたら
すぐに近くの歯科医院の先生から苦情の電話が入った。

「移転することは許さん！」

周りの人が全て敵に感じた。

しかし、その近所の先生の一言で
私はやっと自分の腹を括ることが出来た。

この場所で出来ることを精一杯やるしかない！

そして、近所の「やました産婦人科」に訪問して
「歯に関するご要望はありませんか？」と
山下先生にお尋ねして、あるプロジェクトが始まった。

それは２４年前の当時では日本でも珍しい「マタニティ歯科」
歯科と産婦人科のコラボレーションだ。

毎月の母親教室での「妊娠中からの歯の話」は
トータルで３００回を超え、テレビのニュース番組でも
取り上げられた。

また、近くの菅波内科やすこやか苑と言う老健施設に訪問して
「歯に関するご要望はありませんか？」と
菅波先生にお尋ねして、ここでもあるプロジェクトが始まった。

それは２４年前の当時では岡山でも珍しかった「訪問歯科診療」だ。
私と妻は毎週休診だった木曜日の午後に
「すこやか苑」に行って、寝たきりの方の歯科治療を
２０年以上行ってきた。

そして、そして、やましたクリニックや
菅波内科さんからのご紹介で徐々に本当に徐々に
患者様が増えてきた。

気が付いたら最初は治療イス３台
スタッフは歯科医師の私１名と歯科衛生士４名の
計５名で始まった、なかの歯科クリニックは
２４年経過して治療イス１１台
スタッフは合計４０名と岡山県下では
最大規模の歯科医院へと成長することができた。

そして、記念すべき２５０００人目の患者様！

きっと驚いたことと思う！

初めての歯科医院を緊張して受診すると
院長の私が満面の笑みで大きな花束を持って
お迎えをしたのだから！

「すみません、この写真をフェイスブックとのSNSや
ブログや、なかのしか通信と言う冊子で使用しても
よろしいでしょうか？」

「先生は写真をお使いになりたいんですよね！」

「はい！そうです！！」

「わかりました！小さめの写真でお願いします！！」

頂きました！！星３つ！！

いや違った！写真の掲載許可！！

次は３万人を目指します！！