台北タクシー事情 ICOIインプラント学会
台北のタクシー!
初乗りが70元と日本円で200円少々
マナーも悪くなく、きちんとメーターを
倒してくれるので、アジアの他の都市の
タクシーと比較しても、使いやすいと思う。
また台北のタクシーは色が黄色で
ニューヨークのイエローキャブみたい!
(ニューヨーク行ったことは無いのだが!!)
金曜日の学会の初日、私は開始時間の
1時間前に会場入りして一番前の席を
GETしようとホテルからタクシーに乗り込んだ。
アジアでは発音の関係で運転手さんに
行き先が伝わらないことがよくある。
そんな時、ホテルの係りの人に、行き先を告げて、
それを現地の言葉で書いてもらったり
直接現地の言葉で運転手の方に告げてもらうと
ほとんどの場合、問題が起きない。
今回の学会会場「台北医科大学」も
ホテルの方から直接、運転手の方に
行き先を告げてもらった。
前もって地図を確認していた私は
ホテルからなら、タクシーで5分から
10分で付けると思っていた。
しかし、10分経過しても15分経過しても
タクシーは止まらなく、ドンドンと大きな道を南へと
降りていった。
この運転手の方が台北では珍しく
英語を堪能に話される方で、愛想も凄くよく
私はこの方なら任せても大丈夫と、
たかを括っていた。
ホテルから20分以上経過してどこかの大学に到着した。
そこで初めてここが「台北医科大学」ではなく
他の大学に着いたことを私は知らされた。
「オーッ!!」大きな声でタクシーの運転手さんは
自分の間違いを嘆いた!!
「これって、計画的??」
私の中である疑惑が起きた瞬間だった。
台北の地理を知らないお人好しの日本人?
私はそう思われているのだろうか??
昨年、ベトナムのある地方都市で恐らく違法改造されたと
思われるタクシーメーターに引っかかった私は
初日で両替したベトナムドンを全て持って行かれた
苦い経験をした。
「確信犯の遠回りか?」
行きの道では流暢な英語を話していたこの運転手も
私が日本人の歯科医師を知ると、帰りの道?では
こんどは日本語を話し始めた。
「ますます、怪しい!!」
ホテルを出てから40分近くかかり
私はやっと本当の「台北医科大学」に到着した。
タクシーのメーターを見ると500元をオーバーしていた。
これでも日本円にすると2000円弱なので
朝から腹を立てることはしないで文句は言わないで
全て支払おうと私は思っていた。
そんな時に運転手の人が意外なことを口にした。
「私が間違ったので、お金は100元でいいです!」
初乗りが70元なので、この金額は
ダイレクトにここに来た場合の妥当な金額ではある。
「この運転手の人は本当に間違えたのか?
それてもここでも何かを狙っているのか??」
混乱した。
私は、「それでは間を取って300元で
お願いします!」と運転手の人に300元を手渡した。
このタクシーの人が確信犯か?たまたまか??
私がこの話をした友人の評価は割れた。
本当はどっちだ??