土曜日の朝日新聞の朝刊を
見ながら、妻に質問する。

「【なかり　いさ】ちゃんって知ってる？
今、おじさまに、大人気なんだって！」

「なかり？いさ？？」
妻はキョトンとしている。

「それって、仲　里依紗（なか　りいさ）ちゃんじゃない！
ほら、ゼブラーマンとかに出ている！！」

４７歳の私は、最近の女優の名前を知らない！！

土曜日の朝、インプラントの翌日の洗浄と、
休患の方をお一人診させて貰って
急いで岡山空港へと向かう。

全日空で札幌に飛び、再び、館山先生率いる
サッポロファクトリーデンタルクリニックでの
All-on-4のセミナーに参加するためだ。

当院では、超精密義歯という入れ歯の治療に
力を入れている。
ミニインプラントと言う最小の細いインプラントを
使っての入れ歯治療にも力を入れている。

しかし、ここ数年の増加率で言うと
当院で今一番増えているのが、「All-on-４と」言う
わずか４本程度の少数の本数で、ほとんどの歯を支える
インプラント治療法である。

総入れ歯から、わずか一日で、固定式の仮歯まで
凄く大きく変化するので、「一日インプラント」とも
呼ばれていて、患者さんの感激は凄く大きい。

その「All-on-４」治療の、私の師匠が
札幌の館山先生である。

館山先生と私の出会いは
ノーベルバイオケアと言うインプラントメーカーが
主催した品川でのセミナーだった。

セミナー前に、私が館山先生に名刺交換して
ご挨拶したところから先生とのご縁は始まった。

「中野先生、きっとはまるよ！」

館山先生の私への第一声は、意味不明の一言だったが
私は先生の言葉通り、「All-on-４」治療と
館山先生と、そして、札幌にはまった。

はまったのは、札幌であって、決して「すすきの」では無い！

人生は、誰と出会うかで決まる。

私と館山先生との出会い、そして
サッポロファクトリーデンタルクリニックのスタッフ皆さんとの
出会いは、本当に大きかった。

それ以来、私は札幌詣でを続けている。

半年に１回、札幌で開催されるこの
All-on-４のセミナーへの出席は
今回で３回目となった。

岡山発の全日空便の到着時間の関係で
開始時間を３０分ほど遅刻して
会場のサッポロファクトリーデンタルクリニックに
私は到着した。

会場では、先輩でもあり友人でもある
静岡のS先生の姿を、参加者の中に見つけて
素直に驚き、素直に安堵した。

凄い歯科医師になろうと思えば、
凄い歯科医師と付き合えばよい。

凄い先生のセミナーには、凄い先生が集うものだ。

前回の２月のセミナーで仲良くなった
秋田のA先生の姿も、そこにはあった。

A先生が今回参このコースに参加されると聞いたので
私は仙台で開催されるSJCDの２年に１回の
大きなイベントをキャンセルして、こちらへの参加を決めた。

素晴らしく濃厚で、ある意味、独特の時間と雰囲気が流れるAll-on-４のセミナーが始まった。

私はこの３日間で、何を学ぶ運命なのだろうか？

岡山の歯医者
「なかの歯科・矯正歯科クリニック」 院長中野 浩輔

• 昭和62年3月 岡山大学歯学部 卒業
• 昭和62年4月 岡山大学歯学部第一補綴科 研修医
• 昭和63年4月 岡山大学歯学部第一補綴科 文部教官助手
• 平成4年4月 「なかの歯科クリニック」を開設

当院は、岡山市北区矢坂東町での開院当初から3つのスローガン「待たせない」「痛くしない」「よく説明する」を掲げた歯医者作りをしています。