わかりやすい講義、わかりやすい説明
顎の骨が極端に萎縮していた方の
インプラントのオペが、本日、無事に終了!
しかし、歯科用CTが院内にあると、オペ前の診断はもちろん
オペ後のCTもすぐに取れるので、安心、安心!!
「安心、安全、満足インプラント」
が、これからの当院のキーワードか?
木曜日は、歯科衛生士学校の講義を受け持つ日!
岡山県下の開業歯科医で、2つの衛生士学校
それも違った2つの科目を、受け持っているのは
恐らく私だけだと思う。
なぜなら90分の講義を組み立てるのは
大変なことだからだ!
自分の前に担当していた先輩の歯科医師に、
パワーポイントの資料だけもらい、
そのまま同じやつを毎年流しているだけの
単純な講義を、私は決してしたくない。
一人一人の学生さんの顔を見ながら
彼女達が何を求めているのか?
何に興味があるのか?を探り出して
ピンポイントでマッチングするような
講義がしたいと私は常に思っている。
しかし、クラスの定員が30名を超えると
学生さん、一人一人にかなり差が出てしまうので
全員に響く講義をすることは困難を極める。
簡単な話が続くと、優秀な学生さんはつまらなく思って
そっぽを向き、難しい話が続くと、そうでもない
学生さんは、一斉に睡眠学習の姿勢を取る。
90分間、誰一人眠らせなく、興味を引き付ける
講義を続けるのは、並大抵の努力では無い!!
そんな私が今、参考にしているのが
フリージャーナリストの池上彰のテレビ番組!
「今さら恥ずかしくて聞けない
世界や社会の仕組みを池上さんは、
とてもわかりやすく解説してくれる!」
私も、池上さんを見習って
「わかりやすい講義」をしたいと思う。
わかりやすい講義をするためには
一方通行の講義では全くだめで
「何か質問はありませんか?」と私が聞かなくても
だれかの口から質問が出るようでなくては
いけないと思う。
劇団ひとりさんが、池上さんに番組内で質問をするように
誰からか自然と手が上がり、何気ない質問が出るようでなければ
わかりやすい講義とは決して呼べない!!
その誰かの口からの、何気ない質問が、
ある衛生士学校で、昨日の講義中にいよいよ出てきたのだ。
これは凄くうれしかった!!
彼女たちにわかりやすい講義をするために
私はパワーポイントだけでなく
写真や動画をなるべく、ふんだんに使う。
文字情報より、写真情報、それが動画情報になると、
一気にデータの量が増えるように
学生さんへの情報量も増えると思っているからだ。
わかりやすい講義?
わかりやすい説明??
はて、当院では患者さまに本当に
わかりやすい説明を行っているのだろうか?
私たち歯科医療従事者と一般の患者さまの
歯科医療に対する知識には、もちろん大きな差がある。
1年365日、1日24時間、
歯の事ばかり考えているのは、
私たち歯科医療従事者だけである。
普通の人で、歯の事ばかり始終考えている方は
ある意味で怖い方である。
インプラントの名称も普及してきたが
セラッミックの前歯を、これはインプラントだと
勘違いしている方も、当院では少なくなくいらっしゃる。
わかりやすい説明のためには
パンフレットやチラシが必要だろう。
なぜなら人間は忘れる動物だからだ!!
池上さんの著書を参考にして
私は歯科医療のあらゆる分野で
患者さんがわかりやすいチラシや
パンフレットを作りたいと
改めて思った。
まず、手始めはインプラント治療から!!
「インプラントを失敗してしまう人たち」
19年間で1000本のインプラント治療をした
歯科医師が語るインプラントを失敗してしまう人たち
「教えて!中野先生!インプラントの5つの不安」
「インプラントQ&A集」
「インプラントBEFORE,AFTER写真集」
「良い人生は歯で決まる!」
「知っていましたか?インプラントのウソホント」
「エッ!夫婦って歯も似るんですか?」
私の仕事は決して尽きない!