あるホワイトニングの機械でのトラブル!
痛い左側の腰をかばっていたら
今朝から左膝がとても痛い!
「やはり人間の体は繋がっている!」
何て感動している場合じゃない。
前のめりで歩くと腰が辛いので
背骨をまっすぐに立てて、胸を張って歩く!
妻に「オードリーの春日さんみたい!」
とからかわれる。
M1準優勝も悪くはないが、腰痛は辛い!!
今日のお昼に、当院に最新のホワイトニングマシーンが登場した。
それは、日本一尖った歯科メーカー「GC」のコスモブルー!
未だに正式には国内では認可されていないのだが
GCのホワイトニング剤「Tion」にマッチングしたライトソースだ。
その最新のホワイトニングマシーンをGCの方は、
「しばらく使ってみて下さい!」と当院に今日来られて置いて帰った。
当院がホワイトニングの施術数が多いので、当院でこの新製品を使ってみて
使用感や改善点などを教えてほしいと言われる。
これは普通に買えば、数十万円もする。
そんな高価な新しい機械をただで貸してくれるとは?
本当にGCは太っ腹!!
当院と、ホワイトニングマシーンには長い歴史があった。
その中でも私がいつも思い出すのは、あるアメリカの会社のトラブルだ。
今でも思い出すと、胃の奥にキリキリと痛みを感じ、体がブルブルと震えだす!
10年近く前、ホワイトニングの機械と言えば、アルゴンガスレーザーであった。
日本で認可は得ていたものの、そのアルゴンガスレーザーの機械は
並行輸入業者さんで買うと、350万円もした。
そのアルゴンガスレーザーは、アメリカで購入すると、何と100万円を切る
価格で売られていた。
私は、そのアルゴンガスレーザーを1台買うためだけに、
ネバダ州のラスベガスへと向かった。
そこで、今の日本円で98万円でアルゴンガスレーザーを買った私は
日本への通関許可を得て、日本に持ち帰った。
その当時の、カーサブライトと言うホワイトニング剤と共に、
このアルゴンガスレーザーは、当院で大活躍した。
しかし、そこには大きな落とし穴が待ち受けていた。
私は、日本からメールで、アルゴンガスレーザーを
ラスベガスのある会社に注文した。
その時点で、代金の98万円が私のクレジットカードから一括で引き落とされた。
数ヶ月後、ラスベガスに乗り込んだ私は、日本で買えば320万もする
高価なレーザーを3分の1の価格で買えたことを凄く喜び、日本へと持ち帰った。
しかし、その月のクレジットカードの明細には、なぜか再び98万円相当のドルの引き落としがあった。
「2重で引き落としされている!」私は英語のメールで先方の会社に抗議した。
そして、クレジットの会社に連絡して、その98万円の支払いを中止するように求めた。
これで一件落着するはずだった。
しかし、なぜか毎月私の元に、この会社からステートメントと書かれた請求書が海外郵便で届いた。
それも毎月、毎月、損害遅延料を追加されて。
ある夜中、2時か3時に、当院の電話がけたたましく鳴り、何事かと飛び起きた私の耳元に、英語で早口で、何かを捲し立てられた。
そのラスベガスの会社からだった。
怖くなり、日本語で事情を説明した手紙を何度も何度もラスベガスの会社に送った。(後から知ったことだが、その会社では、日本語で書かれた手書きは
読まれずにすぐに捨てられる運命にあった!)
そして、ある日、私に届いた手紙を見て、私は正直鳥肌が立った。
それは、アメリカ連邦裁判所からの手紙だった。
今すぐに、お金を支払わないと私を訴える!
アメリカの裁判に掛けると言う内容だった!
こちらにはきちんと支払った証拠はあるのだが、仕事を休んでアメリカまで
裁判に行って、それも英語で裁判にかけられるのは、どう考えても私には分が悪い!
そんなときに、私に救世主が現れた。
それは、そのアメリカの会社の日本法人をこれから作ろうとしていたA氏だった。
A氏は日本人で、日本でそのアメリカの会社の正規代理店を作るつもりだった。
そんなA氏が、その会社と私とのトラブルを聞いて、アメリカから
日本の時差を考えた時間に、私に電話を掛けてきた。
私は日本語で今までの経過を彼に話し、クレジットカードの明細等、今までの
明確な証拠を提示し、FAXでアメリカの事務所へと送った。
これが本当にこのトラブルが終わった瞬間だった!!
A氏には本当に感謝の言葉しかないが、A氏も言われたとおり、今回のトラブルの原因は、アメリカの会社の単純な引き落としミスには間違いなかった。
しかし、私を1年近く悩ませ続けたあの会社からは、
一言も私に謝罪の言葉は無かった。
アメリカと言う国の怖さ、傲慢さを身をもって体験した1年間だった。