最近は愛車マドンちゃんで移動する
ことが増えた私には、大きな心配事があった。

それはマドンちゃんの誘拐！いや盗難だ。

先日、自転車の無茶太いチェーンキーの鍵が折れた時
自転車屋さんは、大きなペンチで容易く太いチェ－ンを切断した。

これだけ太ければ、簡単に切断できないはずだとの、
私の確信は、一瞬で大きな不安に変わった。

これじゃー誰でも一瞬で自転車を盗むことができる。

東京のある地下鉄の駅の前のビルには、私と同じような
心配を持つ自転車愛好家のために、室内で自転車を保管して
その上に、早朝からフィットネスまで利用できる施設が
オープンしたとニュースで知った。

岡山にも、信頼できる自転車を預かってくれる施設はないものか？

そんな私が信頼できる駐輪場を見つけた。
それは岡山駅西口の駐輪場だ。

リットシティの駐輪場も昼間なら係の人がいるのだが
夜間は無人となり、盗難の心配がある。

しかし、この西口の駐輪場は朝は５時から夜は夜中の１時前まで
係の人が、大切に、自転車を預かってくれる。

また、ここからは岡山駅周辺は全てが徒歩圏内だ。

先日、私はさっそくこの駐輪場を利用した。

私が高校時代は有料の駐輪場などどこにも無かった。
それだけ自転車の盗難が増える嫌な時代になったのか？

まずは地下の駐輪場へと降りる長い坂道！
トボトボと自転車を押して降りる私の横を、自転車の高校生が
細い坂道を。さーっと駆け下りていった。

すぐに真似をして、壁に２回体をぶつける私。
（どんくさい！）

地下に降りると、そこでは車を預ける駐車場のように、
カードを抜いて入場する。

どこに止めるべきか？戸惑っている私の元にすぐに係の方が
駆け寄ってきて、「泊まりですか？それとも休憩ですか？」

いや違った！
「今夜中に、自転車を出しますか？それとも泊まりですか？」
と聞いてくる。

「２時間か、３時間で出します！」と言う私の言葉に、
「この自転車は、スタンドはないよね！」と言いながら

「じゃーここへ！」と言って、目の前の、大きなポールの横の
スペースを空けてくれて、その特等席に私のマドンちゃんを止めさせてくれた。

「２時間までは無料だからね！」

２時間までは無料？さすがに太っ腹！！

３時間後、買い物を済ませて帰ってきて、鍵を外している私に
別の係の方が近寄ってきて、「この自転車は高いんでしょうね！」
と声を掛けて来られた。

「はい、結構高いですね！」と答える私に
「ここは、あなたのようなロード用の自転車も、週に何台か止めに来られる。
競輪のバックが出来ない自転車も来るんだよ！」と言われて
しばし自転車談義に花が咲く！

「この１つ地下には、もっと大きな置き場があって
全体で２０００台も止めているんだよ！」と言われる。

係の方の自転車を愛する気持ちが、こちらまで伝わってくるようで
心地の良い時間を私は地下の駐輪場で過ごした。

初めて利用する駐輪場、初心者の私に、
「出るときは、あそこで１５０円払ってね！」
と優しく声を掛けてくれた。

私はもうすぐ４６歳になるが、この年で自転車を買ったことで、
大きな気づきや、新しい発見や、小さな出会いを無数に経験している。

本当に、自転車は素晴らしい！

岡山の歯医者
「なかの歯科・矯正歯科クリニック」 院長中野 浩輔

• 昭和62年3月 岡山大学歯学部 卒業
• 昭和62年4月 岡山大学歯学部第一補綴科 研修医
• 昭和63年4月 岡山大学歯学部第一補綴科 文部教官助手
• 平成4年4月 「なかの歯科クリニック」を開設

当院は、岡山市北区矢坂東町での開院当初から3つのスローガン「待たせない」「痛くしない」「よく説明する」を掲げた歯医者作りをしています。