歯科医院のドラマ
来週のインプラント学会
で大学から発表される先生の
症例発表会に参加した。
インプラント認定医の資格をとるためには
必ず通らないといけない登竜門!!
当院でもインプラントの3年以上の経過の症例なら
幾らでもあるのだが、術前のきちんとした記録がどれだけあるか?
レントゲンもスライドも少し前に全てデジタル移行した。
以前のアナログのデータを全てデジタル化しなければ
比較検討ができない!
でもそんな面倒な作業を、誰がいつ行う?
歯科の世界の地盤沈下が著しい。
歯科衛生士学校や歯科技工士学校が全国的に
定員割れを起こしている。
「歯科ってワーキングプアなんでしょ!そんな医療の世界でも
儲からない斜陽産業の歯科の世界に、自分の大切な子供は入れたくない!」
保護者の方にそう言われることがあるらしい。
少し前の新聞記事では、厚生労働省と文部科学省が
共同して、本腰で歯科医師の定員削減に乗り出すらしい。
その反面、医科の世界は真逆である。
今の医師の定員を50%増しにすると言う。
いつも思うことは、適正な規模とは、いったい何を基準に判断しているかと言うこと?
医師の増加は5%や10%では決してない。
10年後とはいえ、いきなり50%定員を増やすと言うのだ。
今から15年後に、医師までもワ-キングプアと呼ばれないように
きちんと適正な人数を把握してもらいたい。
でもこのまま歯科が人気がないのは
良い人材が歯科界に入ってこないことに繋がるので
私も歯科医師の一人として、何とかしないといけない。
やはり、ここはマスコミとの提携が一番である。
医療の現場を舞台にしたドラマは多い。
「コードブルーードクターヘリ救急救命ー」
「Tomorrow-日はまた昇るー」
少し前なら「医龍」「ドクターコトー診療所」
テレビドラマの影響は強い!
歯科医院を舞台にしたドラマや、歯科医師を主人公にした
ドラマを歯科医師会が大手広告代理店とタイアップして
テレビ局に売りこむと言うのは、どうであろうか?
でもコードブルーの「やまぴー」が着ている
あの白衣、すごくカッコいい!!
私も強い影響を受けている一人である。
「デンタルケー 歯科往診車ー緊急発進ー(仮題)」
「先生、大変です。隣町の寝たきりのAさんの
入れ歯が壊れました。
歯科往診車、緊急発進します!」
これじゃー、テレビにはならないよね!!