歯槽膿漏・歯周病検討会
8月の診療が全て終わった!
私にとって45回目の夏も
あっと言う間に去って行ってしまった。
目標のダイエットもままならず!
これから恐ろしい食欲の秋が来る!!
最近怖くて体重計に乗れない!!!
土曜日の診療後、スタッフの有志が集まって
症例検討会が当院で開催された。
この症例検討会はチーフ衛生士のNが
若い衛生士の育成にと開催しているものだが
今回のテーマは「歯周病」
当院に歯周病の治療で来院されている方の
症例を数例挙げて、参加したスタッフがその症例に
対して意見を述べて検討する会となった。
歯槽膿漏、歯周病の治療には歯科衛生士の存在は欠かせない!
その点、当院は15名の優秀な歯科衛生士が在籍している。
(15名は岡山県下でもトップレベルと自負している!)
その歯科衛生士と5名の歯科医師の力と、歯科助手、歯科技工士
受付スタッフの全ての力を総合して、歯槽膿漏、歯周病の治療に当たっている。
今まで16年間、かなりの結果を出してきたつもりなので
多くの方が歯槽膿漏、歯周病の治療を希望されて、紹介で遠方からも
来院される。(最近はなぜか津山から来られる方が多い!)
しかし、しかし、歯槽膿漏、歯周病の治療は、
決して簡単ではない。
ある症例が紹介された。
〇50代の男性!仕事は凄く忙しい。
〇かなりのヘビースモーカー
〇歯磨きは苦手、あまりうまく磨けない
〇噛み合わせは悪く、歯ぎしりもある
〇到るところが腫れて、膿が出て来る
〇自分の歯にはあまり興味がない
「院長!どうしましょうか?」
担当の歯科歯科衛生士から相談を受けた。
「難しい!!結論が出ない!」
参加したスタッフからも多くの意見が出された。
「インプラントはどうでしょうか?」
「かなりのヘビースモーカーで歯周病が進行した方には
インプラントはリスクが高すぎる!」
「では入れ歯ですか?」
「入れ歯も、クラスプ(入れ歯の針金)をかけた歯が
徐々に悪くなるのは目に見えている!」
やはり歯槽膿漏、歯周病の治療は難しい。
今年の4月から保険にも歯周病の再生療法が新たに
認められたので、患者さんからのリクエストも多いのだが
一度失った骨や歯肉を再生させるのは
誰でもどこでも簡単に出来るわけではない!
再生療法は、今はまだかなり制限された治療なのだ。
重箱の隅を突くような結果しかだせないのなら、しない方がマシな時もある。
多くの方に歯槽膿漏と歯周病の正しい知識を持ってもらうために
当院では新たなホームページ「歯槽膿漏歯周病治療室」をオープンした。
今年は今までより一層、歯槽膿漏歯周病の
治療に力を入れる!!