19歳のチャレンジ!
朝から声の調子がおかしい!
昨日の日曜日、大阪の講演会に呼ばれて
2時間ほど話をしたので、あれが原因か?と
思ったのだが、よくよく考えると
大阪から岡山に帰って家族とカラオケボックスに行った。
どうもあの熱唱がこのガラガラ声の原因らしい!
今月の歌?私は一曲も知らなかった!
土曜日に8月から当院に研修医として来ている
三宅先生の歓迎会をした。
三宅先生の新人とは思えないホスピタリティにあふれる志に触れた私は、こころから彼を歓迎したいと思った。
本当はドクター軍団と2次会に行きたかった。
しかし私には既に2件目の予約が入っていた。
そのために、私は一人だけ、中央町へとタクシーで移動した。
2件目の予約とは、岡山大安寺高校のハンドボール部OBのメンバーが
数年ぶりに集まる飲み会だった。
私たちは高校を卒業して27年経過した。
集まったメンバーの顔ぶれはいつものハンドOBのメンバーだったが
皆おじさんなっていた。
久しぶりの友人との会話でこんな話が出た。
「おい、最近海、行っているか?」
ハンドボール部OBは、海好きが多かった。
私がサーフィンを教えて貰ったのはハンドの友人のKからだった。また私たちは瀬戸内海をこよなく愛した。
私が大学2年の夏に、ハンドボールの友人数名で
私達はヨットを共同購入した。いや正確に話すと、ヨットを購入せざるを得ない状況に追い込まれてしまった。
「おやじの友達が面白いヨットを持っている!乗りに行かないか?」
最初は興味本位で、カタマランと呼ばれるヤマハの小さな双胴船を
玉野のヨット置き場まで試乗に出かけた。
私はその時生まれて初めてヨットに乗った。
その時の感動と言ったら無かった。
風だけでカタマランは水面を滑るように走った。
横を「すなめり」と言う小さなクジラが何頭も伴走した。
夏の瀬戸内海は本当に美しかった。ヨットに乗った私たちまで、美しくなったような錯覚さえ覚えた。
海に反射する光が本当にキラキラと輝いていた。
しかし楽しい時間は長続きしなかった。
慣れないヨットの操縦に夢中になった
私たちは、あろうことか、ヨットの座る場所のシートに穴を
開けて壊してしまったのだ。
そして弁償するために、私たちは友人数名でそのヨットを共同購入することになった。
ある夏のこと、私が友人Kを誘って
そのヨットで小豆島に行きたいと言い出した。
その私たち19歳の若者のチャレンジで大きな問題が起きた。