コロンボからドバイへ!
先週の火曜日の診療を7時に上がって
岡山空港へと急ぐ!
7時50分発の羽田行きの
ANAに搭乗するためだ。
定刻より少し遅れて9時過ぎに羽田に到着!
この時間からは成田空港までのアクセスがないことは
先日経験済み!品川のホテルへ宿泊して、翌日
成田エクスプレスで成田へ移動した。
成田発の11時のANA111便でシンガポールへ飛ぶ。
横の登場口が何か騒がしい。
覗いてみると先日就航して話題になったシンガポール航空の
エアバス380、あの2階建ての超大型ジャンボが
時を同じくしてシンガポールへ飛びだとうとしているのだった。
このエアバス380のファーストクラスはスイートクラスと
呼ばれてファーストクラスの上のランクと聞いた。
世の中には凄いものがあるものだ。
格差社会の表れを垣間見る。
ホテルにも大きな格差が生じている。
世界には5つ星ならぬ、7つ星のホテルがあのドバイにある。
バージュアルアラブ
海の上に浮かぶヨットの帆のような特殊な形のホテルを一度は
目にした事があると思う。
シンガポール航空のエアバス380のスイートクラスも
ドバイのバージュアルアラブも一度は必ず体験しようと思っている
私だが、今回成田からシンガポールへ飛ぶのは理由がある。
それはそのドバイをこの目で見たかったからだ。
今石油の価格がどんどん高騰していて、食料品など全ての
価格が全世界的に高騰している事実がある。
日本はもちろん、ベトナムやカンボジアのインフレ率も食料品の高騰も
特に発展途上の国では深刻な問題となっている。
その反面、石油算出国のアラブでは未曾有の好景気に沸くという。
ドバイでは、世界で一番高いビルが建てられ、世界一の地下鉄が建設中で
世界一のショッピングモールが出来ていると言う。
それだけでなくて、海に浮かぶ椰子の形をしたパームアイランドには
あのデビッドベッカムも既に別荘を購入したと聞く。
日本に住んでいるからといって、そのような世界情勢に疎くては
大きなうねりに巻き込まれて時遅し、手遅れになりかねない。
だから今ドバイで、現地の様子を自分の目で見て、今後の自分の行動を
綿密に計画したいと思った。
日本にいても、ドバイの状況も、石油の価格もネットや新聞で必要な情報は全て手に入ると思われるかもしれない。
しかし現実はそうでなく、日本のマスコミの情報がいかに偏っていて、操作されているかは、海外に出て現地の情報に触れてみて初めて気が付く事が多い。
しかしドバイに行くのに、なぜ私は羽田まで飛んで、品川で一泊して
成田からシンガポールへ飛ぶのか?
実はこれには理由があった。
コロンボ発券で格安のドバイ行きのチケットを発見したのだ。
コロンボは、今では以前ほど「うま味」は無いのだが世界一航空券が安い場所である。
以前シンガポールで発券したチケットの最終区間の成田―シンガポールが残っていた。
シンガポールからコロンボまで飛べば、そこからドバイ行きの格安のチケットが手に入るのだ。
海外に出かけるのには、ツアーで無く個人なら相当な下調べが必要となる。
しかし最近の私は忙しさにかまけて、出たとこ勝負でほとんど下調べと準備をしない。
成田空港のチェックインカウンターで、コロンボへの乗り継ぎの件を話したら
「スリランカのビザは既にお持ちですか?」と聞かれる。
「ビザ?」
「コロンボの空港で取ります!」と咄嗟の言い訳をした。
えっ!スリランカ入国ってビザが要ったかな?不安に思う。
シンガポールチャンギ空港のトランジットカウンターで
再び「あなたはスリランカのビザ持っていますか?」と英語で聞かれる。
「ビザ??」
もしビザが無いために、入国できなかったら、どうしよう?
ドバイに行けない!コロンボから強制送還されるのか?
顧問税理士の先生のある言葉が思い出された。
「中野先生、もう普通に海外旅行のチケットを買われてはどうですか?」
私が格安に拘る余り、リスクを取り、時間を大量に無駄にしていることに
業を煮やした優秀な顧問税理士の先生は私に何度もそうアドバイスした。
でも私は海外旅行でのトラブルを楽しんでいる節がどうもある。
海外での咄嗟のトラブルに、即時に対応することは
人間の器を大きくする事にとても効果的だと私は思っている。
胃の中のかわずではなくて、海外をより多く知ったものが
今後の混沌とした世界経済の状況においては必ず強みを発揮する。
それに、それに
私は大きな声では言えないが、ドバイのドがつくほど
「M」体質の歯医者なので、
海外でのトラブルは大好きなのだ!!
バンコクでタクシーにボったくられても、ソウルの垢すりで変な男達に拉致されても、深夜のコロンボで命の恐怖を感じても、命さえあれば少しのトラブルは
大したことは無いといつも思っている。
そのためか?海外でのトラブルは私にはとても多い。
これも「呼び寄せの法則」か?