日本口腔インプラント学会 中国・四国支部学術大会 が12月13日14日に岡山市のルネスホールで開催されます。
日本口腔インプラント学会 中国・四国支部学術大会
が12月13日14日に岡山市のルネスホールで開催されます。
この学会の大会長は岡山大学学術研究院医歯薬学域
インプラント再生補綴学分野の教授である窪木先生である。
私は岡山大学歯学部を卒業後、窪木先生の1期後輩として同じ医局に残ったので
18歳で岡山大学歯学部に2期生として入学した時から数えると44年間
ずっと窪木先生にはお世話になっている。
他にも岡山大学歯学部サッカー部の顧問として
現役学生もOBも凄くお世話になっている。
私は前岡山大学歯学部サッカー部OB会長だった。
その窪木先生が学会の大会長と言う重役を努められるのは
恐らく今大会が最後であると聞いた。
だからこの大会になるべく多くの歯科医師の先生に参加して欲しい、
可能であればこの学会で学会発表をして欲しい、
と聞いて私は直ぐに手を挙げた。
「学会で発表します!」
窪木教室の春の同門会で私は会員発表として
「オールオンフォー」に関するケースを発表した。
司会をされていた先生から
「中野先生、それだけ多くのオールオンフォーをされているのなら、
是非まとめてインプラント学会で発表して下さい!」と言われたので
私もその気になっていた。
2022年から2024年の5年間で当院では155名の方に
786本のオールオンフォーインプラントを埋入した。
10年間でまとめることも考えたが
人数が多くなり過ぎるとカルテを出すだけで
大変な負担になる。
そこで私は2022年から2024年の5年間の症例に
絞ることにした。
その155名のカルテを全て出して詳細に調べて
インプラント学会で統計処理をして発表したいと考えていた。
【仮題】即時荷重インプラントを適用した全顎補綴治療の生存率とリスク因子に関する検討
1、目的
インプラント治療はその高い予知性から欠損補綴の選択肢として広く普及しており、
近年ではインプラント埋入と同時に全顎補綴装置を装着する即時荷重の有効性を
示唆する報告も多くなされている。
しかし成功した報告が数多くなされている中、インプラント体の脱落が生じた
症例に対する報告は未だに少ない。
今回、即時荷重インプラントを適用した全顎補綴治療を行った症例に対して、
残存率とリスク因子について検討を行ったので報告する。
2,検討項目
①観察期間における残存率
②Early Failure(埋入ら1年未満の脱落)の割合
③上顎と下顎の残存率の関係
④インプラント体の長さと残存率の関係
⑤リスク因子(喫煙と全身疾患)と残存率の関係
私が一番自分でもまとめたかったのが
⑤のリスク因子と成功率、いや残存率との関係だった。
しかし、しかし、私は大学から離れて長いとはいえ
本当に無知だった、知らなかった。
統計処理で学会発表するには倫理委員会をまずはパスしないといけない。
倫理委員会を通すことは凄く困難とも言われた。
私は泣く泣く諦めてシンプルなケース発表をするために
5枚だけカルテを残して後の150枚のカルテは
全て片付けることにした。
何か有意義な発表が私に出来るのであろうか?

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