コメ価格急騰受け給食停止!
今日の山陽新聞の夕刊に
ショッキングな記事が掲載されていた。
それは以下の様な記事だった。
【コメ高騰受け給食停止】
コメ価格の高騰を受けて、世界食糧計画(WFP)
が、カンボジアの小学校で実施している給食プログラムが
今月初旬から停止に追い込まれ、児童の不登校が続出している。
大きな写真には、カンボジア中部コンポンチュナン州のピアニ小学校で
給食の朝食を食べる子供達が掲載されていた。
驚いた!
私が撮影した写真が掲載されている?
と一瞬思った。
私が撮影した女の子が、その写真に同じポージで写っていたからだ!!
コンポンチュナン州のピアニ小学校!
まさしく3月に渡辺美樹さんと共に給食の状況を見学した
あの小学校だ!
私達は朝の4時半にプノンペンのホテルを出発して
児童がWFPが配給する給食を食べる朝食の時間の朝の
6時半に間に合うように、バスで2時間舗装されていない道路を走った。
その給食は、コメ100g、鮭缶29g、豆缶20gを混ぜ合わせたもので
1年365日全く同じメニューと聞いた。
鮭缶やコメも日本からの寄付が一番多いと聞いて
日本人として誇りに思ったのは2ヶ月前のことだった。
あの給食が停止?
児童の家庭を2軒訪問して、私達はご両親から話を伺った。
その地区の一般家庭の稼ぎは1日1ドル以下、
つまり1ヶ月3000円以下のお金で家族数名が生活しているのだ。
中には給食を自宅に持ち帰って、一食を家族5名で食べる家庭もあった。
私は、あのカンボジアでの経験から、食べ物を粗末にしたくないと
目の前に出された物は、全て残さず平らげるようにしている。
(そのせいで凄く太った!)
デパートの地下の食品売り場を見て、何て日本は恵まれた国なんだろう!と心底日本人に生まれた幸運をかみ締めた。
しかし4月のシンガポールでもアメリカでも大いに感じたことは
ガソリンだけでなくて、穀物価格の上昇!食糧品の価格の上昇だ!
日本では感じられないが、食糧危機が全世界で同時に進行していることは間違いのいない事実であろう!
日本は食糧のほとんどを輸入に頼っている。
食糧を輸入するためには運搬にガソリンが必要だ。
そのガソリンの価格も上昇が止まらない!
これから日本はどうなって行くのか?
あの孤児院の子供達は果たして
お腹一杯食べているのか?
私の不安は尽きない!!